十二世紀ルネサンス

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みすず書房, 2007/02/23 - 397 ページ
都市が勃興し、最初の官僚国家が形成されつつあった12世紀のラテン的ヨーロッパは、古典古代を再発見した。若々しく、活力にみちた時代精神に、古代の知的遺産が新しい意味、新しい響きをもった。“12世紀は他に例を見ないほど創造的な、造形的な時代”(ホイジンガ)であった。中世史家ハスキンズは、綿密な写本研究と文献学の成果にもとづいて、修道院から大学まで、この中世のルネサンスに営まれた精神生活の諸相を描く。

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