水理学

前表紙
朝倉書店, 2000 - 328 ページ
本書は3編から成る。1編では、18世紀に経験的にほぼ確立された完全流体に関する巨視的(マクロ)な理論を扱う。ベルヌーイの定理がその中心である。2編は、19世紀に確立された流体力学の根本式であるナヴィエ・ストークス(N-S)方程式から1編の基礎式を理論的に導き、また摩擦のある(粘性のある)実在流体の力学体系を図るものである。そして3編では、経験的に発展してきた管路流および開水路流の水理をN-S方程式で理論的根拠を与え、新たな展開を図るとともに現場にも適用できるように各種の豊富な例題で工夫されている。

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