エスノメソドロジーの可能性: 社会学者の足跡をたどる

前表紙
春風社, 2007 - 367 ページ
ガーフィンケルの提唱した社会学の研究法、エスノメソドロジー。ミード、ジンメル、ゴフマンらの足跡をたどりつつ、その可能性を探る。

アメリカの社会学者ハロルド・ガーフィンケルの提唱したエスノメソドロジー(Ethnomethodology)の研究書。科学知識の社会学やミード、ジンメル、ゴフマンなどの社会学者らの業績を再考することで、エスノメソドロジーを新たな角度から捉えなおす。また、遺伝子改造をめぐる倫理学や統計学における数学的手続きなどのアクチュアルな問題へも応用させた、本格的な論考集になっている。

著者について (2007)

●著者紹介椎野信雄(しいののぶお) 1953年東京都生まれ。 1976年一橋大学社会学部卒業。 1978年東京大学大学院社会学研究科修士課程終了。 1986年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位修得満期退学。 その間1983年からニューヨーク州立大学(オールバニ校)大学院博士課程(社会学)にも在籍し、4年間TAを経験。 1988年東京都立大学人文学部社会学助手。 1996年文教大学国際学部助教授。 2001年文教大学国際学部教授。 著書に『テキスト社会学―現代社会の理解と認識のために』(1999年ミネルヴァ書房共編)、『アメリカ人の愛し方―エロスとロマンス』(1995年勁草書房翻訳)など。

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