舟橋聖一の大東亜文学共栄圏: 「抵抗の文学」を問い直す

前表紙
晃洋書房, 2018 - 182 ページ
“極秘文書”と書かれた遺書、“門外不出”と書かれた日記。昭和の花形作家として活躍した舟橋聖一。彼はなぜ戦争に抵抗した小説『悉皆屋康吉』を終戦3ヶ月前に刊行できたのか。遺族が40年間守り続けた貴重かつ膨大な「新資料」を用いながら、その謎を解いていく。戦時期文学の「常識」を切り崩す一冊。

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