変容する聖地伊勢

前表紙
John Breen
思文閣出版, 2016/05/27 - 331 ページ
第62回式年遷宮が行われた平成25年(2013)、伊勢神宮にはじつに900万人に上る参詣者が訪れたという。まさに21世紀の国民的「聖地」といえるだろう。今日、伊勢神宮は古代から変わることなく受け継がれてきた聖域というイメージで語られる。しかし、その神宮像はそれほど時代をさかのぼるものではなく、神宮が移りかわる時代のなかで大きく変貌を遂げてきたことはあまり語られていない。本書は国内外の一線の研究者による古代から近・現代にわたる論考16編を収め、伊勢神宮の変容の歴史をひもとく。

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