拾われた男

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文藝春秋, 2020/06/29 - 288 ページ
自販機の下で航空券を拾ったら、人生が動き出した——。 振られた回数13回、借金地獄や数々の失敗を経て掴んだ、恋と役者業。 個性派俳優・松尾諭による波瀾万丈「自伝風」エッセイ! 自販機の下で拾った航空券。その落とし主はモデル事務所の社長だった。 俳優志望の昭和顔の男は、それをきっかけになぜかモデル事務所に所属することに——。 振られた回数十三回、借金地獄に、落ち続けるオーディション。 悲しくては泣き、嬉しくては泣く、そんな男が手に入れた大役、そして恋。 それでも減らない借金生活が続くある日、かかってきた一本の電話により、アメリカに旅立つことになる。 何年も会っていない兄を迎えに——。 「SP」「シン・ゴジラ」「エール」など数々の映画・ドラマに出演し、個性派俳優として名を馳せる著者が書く、泣いて泣いて笑っての、七転八倒俳優生活。 電子版には著者直筆のカラーイラストも多数収録されています。

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