浮世の画家

前表紙
早川書房, 2006/11/01 - 319 ページ
戦時中、日本精神を鼓舞する画風で名をなした芸術家の小野。弟子たちに囲まれ、大いに尊敬を集める身分だったが、終戦を迎えたとたん周囲の目は冷たくなった。弟子や義理の息子からはそしりを受け、末娘の縁談は進まない。小野は引退し、屋敷に籠もりがちに。自分の画業のせいなのか......。老画家は過去を回想しながら、みずからが貫いてきた信念と新しい価値観のはざまに揺れるーーウィットブレッド賞に輝く著者の出世作。

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浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)のココさんの感想・レビュー

ユーザー レビュー  - ココ - 読書メーター

カズオイシグロ3冊目。よかった! すごくよかった! 激動の時代と、それに左右される人々と、1人の人間の一生。記憶の曖昧な(しかも回想なので時間が前後する)一人称で、すごく個人的なのに、その先に広がる世界が見える。すごく狭くて、すごく広い ... レビュー全文を読む

浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)のtomehiko2さんの感想・レビュー

ユーザー レビュー  - tomehiko2 - 読書メーター

カズオ・イシグロの長編二作目。次作にして代表作の「日の名残り」を先に読んでいたので、二作品に共通する要素、違いを考えながら読んだ。共通するのは、第二次大戦中の行動に対し、戦後指弾されることとなった人物を描いている点。違いは、その人 ... レビュー全文を読む

著者について (2006)

カズオ・イシグロ

飛田 茂雄

書誌情報