絶対に受けたくない無駄な医療

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日経BP社, 2014/06/20 - 272 ページ
◆「絶対に受けたくない医療」を100項目、一挙公開!

世界に影響力を持つ米国のおよそ50の医学会が提唱する「絶対に受けたくない100の医療」をまとめました。
「本当にこの診断、治療、予防に意味があるのかな?」。米国の医師らがそんなモヤモヤを一刀両断。
海外の発想から大胆に日本の医療に切り込んでいきます。日本の医療に転機をもたらす意欲作です。

◆現代医療の急所が姿を現す

「前立腺癌の検査で陽性になった。前立腺に針を刺す精密検査を受けることになった。不安だ」
「乳癌のX線を使ったマンモグラフィー検査で陽性に。乳房に針を刺して精密検査を受ける。癌なのだろうか」
「子どもに風邪薬をわたされたけど、1000円ほども払う意味はあるのかしら」

医療に不満を持つのは当たり前になっている。厚生労働省の「受療行動調査」の2011年のデータによると、
医療機関に対する不満を感じたことがあると回答した人の割合は31%。

本書では、米国の専門学会が指摘した、100件に上る“意味のない医療”を紹介していく。
いわば、米国で始まった、医師発の「無駄な医療撲滅キャンペーン」。日本でも「これは本当に意味があるのだろうか」と疑問を感じる医療はある。そこを米国の医療界が一刀両断。

病気をめぐって思い悩む人、不安や不満を感じている人に向けて、正しい選択への新しい視点を提供していく。

専門用語にきめ細かく説明や注釈を付けています。
これから医療について学んでみようと考えている方にもお読みいただきたい一冊です。

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