遺伝子「超」入門: クローン人間は存在するのか

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株式会社パンダ・パブリッシング, 2016/01/24 - 160 ページ
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 「遺伝子」は特殊な医学知識で、自分には関係ないと思っていませんか?

しかし実際のところ、人間は誰でも、平均して190を超える遺伝子に異常があり、その遺伝子は約20種類の病気と関係していると推定されます。 
つまり、遺伝子が無傷な人間はどこにもおらず、誰しもが将来を左右するかもしれない遺伝子異常を抱えているのです。 

2013年、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが遺伝子解析の結果を受けて、両乳房の切除に踏み切ったことが話題になりました。 
これまで遺伝子は先端的・専門的な医学分野だと思われてきましたが、遺伝子解析技術が進歩し、安価になってきた現代では、普通の人でも「遺伝子」について知っておくことが大切になってきているのです。 
遺伝子でどのくらい将来が決まってしまう!?あなたの遺伝子が変異したらどうなる?卵子や精子が老化するとどうなる?遺伝子操作で、天才やスーパーマンは作れる!?DNA、ゲノム、ES細胞、iPS細胞とは何?安価になってきた遺伝子解析サービスで何がわかるのか?最近の遺伝子研究で何がわかってきた?これらの素朴な疑問に答える形で、 
そもそも遺伝子とは何かから、最新の遺伝子解析で何ができるかまでを、 
知識ゼロの人でもこの1冊で遺伝子がわかるように 
新進気鋭サイエンスライターがわかりやすく解説します。 

■目次PART1 遺伝子は何をしているのか 
1-1.遺伝子とは何か 
1-2.遺伝子とDNAは違うのか 
1-3.DNAから何が作られるのか 
1-4.遺伝子に個人差はあるのか 
1-5.なぜ遺伝子は変異するのか 
1-6. 遺伝子の数が多いほうが高等な生物なのか 
1-7.動物の行動は遺伝子が命令しているのか 
1-8.「遺伝子が近い」とはどういう意味か 
1-9.どの細胞にも同じ遺伝子があるのか 
1-10.遺伝子の機能はすべてわかっているのか 
【コラム1】クローン人間は存在するのか 

PART2 遺伝子でどこまで決まるのか 
2-1.遺伝子だけで決まるものは何か 
2-2.遺伝子だけで決まらないものは何か 
2-3.遺伝子の個人差のひとつ「スニップ」とは何か 
2-4.お酒が飲めないのは遺伝子のせいなのか 
2-5.薬の効き目は遺伝子で決まるのか 
2-6.金メダル遺伝子はあるのか 
2-7.天才遺伝子は存在するのか 
2-8.怒りっぽいのは遺伝子のせいなのか 
2-9.夜更かしするのは遺伝子が原因か 
2-10.寿命も遺伝子が決めるのか 
【コラム2】臓器移植のために弟・妹を作ることはできるのか 

PART3 遺伝子はここまで身近になった 
3-1.ゲノムとは何か 
3-2.自分のゲノムを調べるのにいくらかかるのか 
3-3.遺伝学的検査で何がわかるのか 
3-4.アンジェリーナ効果とは何か 
3-5.なぜ遺伝子解析サービスが注目されるのか 
3-6.なぜ遺伝子解析サービスで病気がわからないのか 
3-7.遺伝子解析サービスのアドバイスは信じていいのか 
3-8.出生前診断は何を調べているのか 
3-9.DNA鑑定は何を見ているのか 
3-10.遺伝子組み換え食品は本当に安全なのか 
【コラム3】遺伝子の定義は変わるのか 

PART4 遺伝するときに何が起きているのか 
4-1.メンデルは何をしたのか 
4-2.劣性遺伝子は何が劣っているのか 
4-3.「娘は父親似、息子は母親似」は本当か 
4-4.双子の遺伝子はどうなっているのか 
4-5.遺伝子が「発現」するとはどういう意味か 
4-6.遺伝病とは何か 
4-7.なぜ近親婚は禁止されているのか 
4-8.遺伝子の変異も遺伝するのか 
4-9.卵子や精子が老化するのは本当か 
4-10.なぜ動物実験が行われるのか 
【コラム4】メンデルはデータを捏造したのか 

PART5 遺伝子の最先端 
5-1.遺伝子から似顔絵を作ることはできるのか 
5-2.遺伝子を使ってスーパーマンは作られるのか 
5-3.母親のダイエットやタバコが赤ちゃんの体質を変えるのは本当か 
5-4.遺伝子を治すゲノム編集とは何か 
5-5.他人の卵子をつかって遺伝病を避けることはできるのか 
5-6.ES細胞、iPS細胞とは何か 
5-7.iPS細胞ストックを作る目的は何か 
5-8.遺伝子研究が可能とする未来の医療とは 
5-9.遺伝子を参考にして将来にかかる病気を予防できるのか 
5-10.未来ではみんな自分の遺伝子を知っているのか 
【コラム5】「自分の細胞」以外にも遺伝子がある?
 

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著者について (2016)

サイエンスライター。1982年生まれ。名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻修了。特に遺伝子に興味があり、遺伝子の研究によって医療や生活がどう変わっていくのかに注目している。著書に『おもしろ遺伝子の氏名と使命』(オーム社)、科学雑誌「ニュートン」などでも執筆。 

ブログ「ぶろぐ的さいえんす?」 http://shimasho.blog.jp/ 

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