現代思想, 第 29 巻青土社, 2001 |
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150 ページ
... 超越論的自己がつねに付随している。近代哲学にとって、知覚は統覚と、知は知の知と決して切り離すことが不可能なのである。ところがこのいわばライプニッツ的(あるいはバロック的? )経験は知覚と統覚のあいだに亀裂を差し込んでいる。聴くことなく聞いて ...
... 超越論的自己がつねに付随している。近代哲学にとって、知覚は統覚と、知は知の知と決して切り離すことが不可能なのである。ところがこのいわばライプニッツ的(あるいはバロック的? )経験は知覚と統覚のあいだに亀裂を差し込んでいる。聴くことなく聞いて ...
190 ページ
... (超越論的主観性の学)を脱構築の篩に掛けて批判した「人間の終焉=目的」)。しかし、押さえなくてはならないのは、そこで言われている「人間」概念である。ポストモダニズムが批判する「人間」概念とは近代的主体概念のことであり、理性概念特に、あるいは ...
... (超越論的主観性の学)を脱構築の篩に掛けて批判した「人間の終焉=目的」)。しかし、押さえなくてはならないのは、そこで言われている「人間」概念である。ポストモダニズムが批判する「人間」概念とは近代的主体概念のことであり、理性概念特に、あるいは ...
134 ページ
... 超越論的観さて、バークレーのこのような観念論を強これが観念論の代表者バークレーの意見である。はまったく存在しない(同六節)。ば私の心に存在しないとき、それらの物体そもそも真理のなかには、心にきわめて身近であり、また、あまりにも明白なので ...
... 超越論的観さて、バークレーのこのような観念論を強これが観念論の代表者バークレーの意見である。はまったく存在しない(同六節)。ば私の心に存在しないとき、それらの物体そもそも真理のなかには、心にきわめて身近であり、また、あまりにも明白なので ...
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