Nihon koten bungaku zenshū, 第 47 巻Shōgakkan, 1971 |
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... あった。町人出身、もしくは町人に籍を置いた作者式亭三馬や十返舎一九らは、京伝とはちがって、寛政改革以前の知識人・武家作者のつくりあげた文壇や狂歌人仲間の空気には触れていなかったし、洒落本作者としてどうしても持たせられずにはおかなかった通 ...
... あった。町人出身、もしくは町人に籍を置いた作者式亭三馬や十返舎一九らは、京伝とはちがって、寛政改革以前の知識人・武家作者のつくりあげた文壇や狂歌人仲間の空気には触れていなかったし、洒落本作者としてどうしても持たせられずにはおかなかった通 ...
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... あって、『古文尚書』等の来歴をもじりつつ、内容は、これまた『老子』の大道をそのまま色道のことにとりなしてみせた、絶妙のパロディであった。そして、この書創作のモチーフは、享保以来、わが国学芸界に萌しはじめた老荘思想の流行現象を、うまく ...
... あって、『古文尚書』等の来歴をもじりつつ、内容は、これまた『老子』の大道をそのまま色道のことにとりなしてみせた、絶妙のパロディであった。そして、この書創作のモチーフは、享保以来、わが国学芸界に萌しはじめた老荘思想の流行現象を、うまく ...
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... あった。三馬は長男であったが、幼少より書肆に奉公し、長じて書肆蘭香堂の婿養子となったが、妻が病没したので養家を出、日本橋十九文横町で古本類を商うかたわら、戯作に従った。文化三(一八〇六)年、火災で家を失って日本橋本石町四丁目新道に転居 ...
... あった。三馬は長男であったが、幼少より書肆に奉公し、長じて書肆蘭香堂の婿養子となったが、妻が病没したので養家を出、日本橋十九文横町で古本類を商うかたわら、戯作に従った。文化三(一八〇六)年、火災で家を失って日本橋本石町四丁目新道に転居 ...
多く使われている語句
あの あら あり アレサ いつ いひ いふ うち おくん おま おれ お花 お前 かけ くま ござ ございます こつ コレ さま さん ざんす しゃ しゅ しら せん ぞう そり そんな だから だら たり たる ちや ちゃぼ ちりめん つき つけ つちや つて でも といふ どう とき とも ながら なさい なし なっ ナニ なら なり なる なん ナント にし のか はい ばかり ひと びん ほど ほん まし ませ また まで モッ もん やう やす やつ やら よく より られ 何様 火鉢 蒲団 居る 蕎麦 呉音 江戸 左様 座敷 思ひ 出し 出来 女房 女郎 障子 通り 梅里 遊女 洒落本