Nihon koten bungaku zenshū, 第 47 巻Shōgakkan, 1971 |
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... いくさまを院本風の語り口を用いて展開した。作者の苦心は、前章の悪態のつきっぷり、後章の真情描写、ともに同じく払われたのであろうが、二篇『廓の癖』(寛政十一年)、三篇『宵の程』(同十二年)と書き継がれた時は、むろん後者のほうにまったく傾いて ...
... いくさまを院本風の語り口を用いて展開した。作者の苦心は、前章の悪態のつきっぷり、後章の真情描写、ともに同じく払われたのであろうが、二篇『廓の癖』(寛政十一年)、三篇『宵の程』(同十二年)と書き継がれた時は、むろん後者のほうにまったく傾いて ...
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... いくはづだが、真間へ紅葉を見にいくはづだが、大ぎだゆすみこのむらや方又江戸芸者めらがいくだろう。それだからおめへ、明後日よかしまつて居てくんねへ。おめへ義大夫はどふだ。好なら住大夫でも此村屋でも連てきよううにばかす。空琴はこいつとんだ ...
... いくはづだが、真間へ紅葉を見にいくはづだが、大ぎだゆすみこのむらや方又江戸芸者めらがいくだろう。それだからおめへ、明後日よかしまつて居てくんねへ。おめへ義大夫はどふだ。好なら住大夫でも此村屋でも連てきよううにばかす。空琴はこいつとんだ ...
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... いくかと思ふよ。まづ観音さまの音の字を見ねへ。やさしく書けばまといふ字ろつびゃくしたきりすゞめつぶらほうへ書て見するだが、むづかしく書くとといふ字だ。してみれば舌切雀の葛籠といふ物で、手がるい方が徳ト火ばしで灰の中ソリヤ、むづかしく書く ...
... いくかと思ふよ。まづ観音さまの音の字を見ねへ。やさしく書けばまといふ字ろつびゃくしたきりすゞめつぶらほうへ書て見するだが、むづかしく書くとといふ字だ。してみれば舌切雀の葛籠といふ物で、手がるい方が徳ト火ばしで灰の中ソリヤ、むづかしく書く ...
多く使われている語句
あの あら あり アレサ いつ いひ いふ うち おくん おま おれ お花 お前 かけ くま ござ ございます こつ コレ さま さん ざんす しゃ しゅ しら せん ぞう そり そんな だから だら たり たる ちや ちゃぼ ちりめん つき つけ つちや つて でも といふ どう とき とも ながら なさい なし なっ ナニ なら なり なる なん ナント にし のか はい ばかり ひと びん ほど ほん まし ませ また まで モッ もん やう やす やつ やら よく より られ 何様 火鉢 蒲団 居る 蕎麦 呉音 江戸 左様 座敷 思ひ 出し 出来 女房 女郎 障子 通り 梅里 遊女 洒落本