実践デリバティブ ―Excelでデータ分析―株式会社 オーム社, 2019/09/06 - 384 ページ デリバティブ理論の歴史や理論を丁寧に解説! デリバティブを解説する書籍は数多く出版されていますが、 まえがき 第1章 OTC デリバティブ市場とレポ市場 1-1)デリバティブ(金融派生商品)とデリバティブ市場 1-2)デリバティブ市場の規模とOTC デリバティブ 1-3)市場メカニズムとフォワード価格の形成 ■市場メカニズム ■フォワード価格の形成 1-4)レポ取引の意義 1-5)一般化されたフォワード価格理論 第2章 フォワード金利と金利スワップ取引 2-1)短期資金貸借市場 2-2)フォワード価格とフォワード金利 2-3)FRA 取引 2-4)ディスカウント・ファクター 2-5)スワップ概念の成立とIMM スワップ 2-6)金利スワップ・プライシング 2-7)金利の期間構造とディスカウント・ファクターの計算 2-8)金利スワップ・レートの補間 2-9)通貨スワップー異種通貨の金利スワップ 2-10)クーポン・スワップー外国為替フォワード・ 2-11)オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS) 第3章 オプション理論の考え方 3-1)オプション取引の基本 3-2)オプション取引の論理 ■オプション取引の試行錯誤 ■数学モデルでの表現 3-3)コックス・ロス・ルービンシュタイン・モデル 3-4)ブラック・ショールズ・マートン・モデルを鑑賞する 3-5)標準正規分布の累積密度関数 3-6)連続利子率ベースのディスカウント・ファクター ■連続利子率ベースのディスカウント・ファクターの意義 ■連続複利 第4章 リスク・パラメータの古典力学 4-1)債券価格における感応度分析の歴史 4-2)1次微分係数の意味 4-3)価格変化の2次的影響 4-4)オプション・グリークス ■デルタ ■ベガ ■セータ ■実務的問題 第5章 代表的なオプション取引 5-1)ガーマン・コールヘーゲン・モデル 5-2)金利キャップ&フロアー(短期金利オプション) 5-3)スワプション ■ペイヤーズ・スワプション ■スワプション市場でのプライシング ■債券価格のオプション取引 ■キャップレット 第6章 さまざまなオプション取引 6-1)二項ツリー展開で学ぶアメリカン・オプション 6-2)鏡像原理とバリア・オプション・プライシング 第7章 金利の期間構造モデル 7-1)期間構造方程式 7-2)期間構造モデルの歴史 ■期間構造モデル ■裁定モデル一般が抱える問題点 7-3)ブラック・ダーマン・トイ・モデルの実装 7-4)フォワード金利の摂動と純粋期待仮説の破綻 第8章 コンスタント・マチュリティー・スワップ(CMS) 8-1)CMS の基本構造と価格感応性 8-2)CMS のコンベキシティー調整 ■コンベキシティー調整 ■コンベキシティー調整コストの計算 ■コンベキシティー調整をExcelで計算 8-3)タイミング調整 第9章 信用デリバティブとシンセティックCDO 9-1)信用リスクの考え方 ■信用リスクの評価方法 ■信用リスクのヘッジ方法 9-2)信用リスク・モデルと信用価値調整(CVA) 9-3)トータル・リターン・スワップからCDS へ 9-4)CDS プライシング 9-5)シンセティックCDO 9-6)シンセティックCDO プライシングの問題点 第10章 さまざまな仕組債 10-1)債券の早期償還について 10-2)アセット・スワップとリバース・フローター 10-3)デュアル・カレンシー債とリバース・デュアル・ 10-4)パワー・リバース・デュアル・カレンシー(PRDC) 10-5)スワップ・スプレッドに連動した仕組債 10-6)ノックイン条件付き株価連動債 第11章 国際金融危機とデリバティブ理論の変貌 11-1)デリバティブ理論を変えたパリバ・ショック 11-2)マイナス金利政策とデリバティブ理論 11-3)短期金利指標LIBOR への懐疑とこれからのデリバティブ市場 補足説明 補足説明1 正規分布の発見的導出 補足説明2 ブラック・ショールズ・マートン・モデル A2-1)対数正規分布の平均値 A2-2)満期時における資産価格の期待値 A2-3)ブラック・ショールズ・モデルを導き出す 補足説明3 マートンのデフォルト構造モデル A3-1)構造型と誘導型について A3-2)企業価値と株価の関係 A3-3)ブラック・ショールズ・マートン・ 補足説明4 デリバティブ・プライシングの基礎確率偏微分方程式 補足説明5 有限差分法によるオプション・プライシング A5-1)マスター方程式からフォッカー・プランク方程式へ A5-2)有限差分法 補足説明6 現担保付債券貸借取引 補足説明7 デリバティブ損失事件の本質 A7-1)デリバティブ理論の現実適用の失敗 A7-2)不可能な三位一体政策 A7-3)常軌を逸したデリバティブ取引 A7-4)アービトラージという名のスペキュレーション A7-5)繰り返されるデリバティブ巨額損失事故 補足説明8 金融情報技術の発展とデリバティブ市場 A8-1)金融技術優位の1980 年代 A8-2)1990 年代におけるトレーディング・ルームの革新 A8-3)フィンテックとデリバティブ3.0 参考文献 索 引 |
目次
74フォワード金利の摂動と純粋期待仮説の破綻 | 187 |
第8章コンスタントマチュリティースワップCMS | 191 |
81CMSの基本構造と価格感応性 | 192 |
82CMSのコンベキシティー調整 | 197 |
コンベキシティー調整コストの計算 | 198 |
コンベキシティー調整をExcelで計算 | 200 |
83タイミング調整 | 204 |
第9章信用デリバティブとシンセティックCDO | 209 |
24 | |
25 | |
30 | |
24ディスカウントファクター | 32 |
25スワップ概念の成立とIMMスワップ | 34 |
26金利スワッププライシング | 38 |
27金利の期間構造とディスカウントファクターの計算 | 42 |
28金利スワップレートの補間 | 44 |
29通貨スワップー異種通貨の金利スワップ | 48 |
210クーポンスワップー外国為替フォワードレートの平準化 | 51 |
211オーバーナイトインデックススワップOIS | 54 |
第3章オプション理論の考え方 | 57 |
31オプション取引の基本 | 58 |
32オプション取引の論理 | 61 |
数学モデルでの表現 | 65 |
33コックスロスルービンシュタインモデル | 72 |
34ブラックショールズマートンモデルを鑑賞する | 75 |
35標準正規分布の累積密度関数 | 78 |
36連続利子率ベースのディスカウントファクター | 82 |
連続複利 | 84 |
第4章リスクパラメータの古典力学 | 89 |
41債券価格における感応度分析の歴史 | 90 |
421次微分係数の意味 | 96 |
43価格変化の2次的影響 | 97 |
44オプショングリークス | 103 |
ベガ | 105 |
セータ | 106 |
実務的問題 | 112 |
第5章代表的なオプション取引 | 115 |
51ガーマンコールヘーゲンモデル | 117 |
52金利キャップフロアー短期金利オプション | 130 |
53スワプション | 138 |
スワプション市場でのプライシング | 140 |
債券価格のオプション取引 | 145 |
キャップレット | 147 |
第6章さまざまなオプション取引 | 149 |
61二項ツリー展開で学ぶアメリカンオプション | 150 |
62鏡像原理とバリアオプションプライシング | 157 |
第7章金利の期間構造モデル | 165 |
71期間構造方程式 | 166 |
72期間構造モデルの歴史 | 169 |
裁定モデル一般が抱える問題点 | 173 |
73ブラックダーマントイモデルの実装 | 179 |
91信用リスクの考え方 | 210 |
信用リスクのヘッジ方法 | 212 |
92信用リスクモデルと信用価値調整CVA | 214 |
93トータルリターンスワップからCDSへ | 217 |
94CDSプライシング | 220 |
95シンセティックCDO | 224 |
96シンセティックCDOプライシングの問題点 | 229 |
第10章さまざまな仕組債 | 235 |
101債券の早期償還について | 236 |
102アセットスワップとリバースフローター | 240 |
103デュアルカレンシー債とリバースデュアルカレンシー債券 | 244 |
104パワーリバースデュアルカレンシーPRDC債券 | 247 |
105スワップスプレッドに連動した仕組債 | 251 |
106ノックイン条件付き株価連動債 | 256 |
第11章国際金融危機とデリバティブ理論の変貌 | 259 |
111デリバティブ理論を変えたパリバショック | 261 |
112マイナス金利政策とデリバティブ理論 | 273 |
113短期金利指標LIBORへの懐疑とこれからのデリバティブ市場 | 282 |
補足説明 | 287 |
補足説明1 正規分布の発見的導出 | 288 |
補足説明2 ブラックショールズマートンモデル | 296 |
A22満期時における資産価格の期待値 | 300 |
A23ブラックショールズモデルを導き出す | 301 |
補足説明3 マートンのデフォルト構造モデル | 308 |
A32企業価値と株価の関係 | 310 |
A33ブラックショールズマートンモデルによる企業価値の複製 | 312 |
補足説明4 デリバティブプライシングの基礎確率偏微分方程式 | 315 |
補足説明5 有限差分法によるオプションプライシング | 320 |
A51マスター方程式からフォッカープランク方程式へ | 321 |
A52有限差分法 | 324 |
補足説明6 現担保付債券貸借取引 | 329 |
補足説明7 デリバティブ損失事件の本質 | 336 |
A72不可能な三位一体政策 | 339 |
A73常軌を逸したデリバティブ取引 | 341 |
A74アービトラージという名のスペキュレーション | 346 |
A75繰り返されるデリバティブ巨額損失事故 | 349 |
補足説明8 金融情報技術の発展とデリバティブ市場 | 353 |
A81金融技術優位の1980年代 | 354 |
A821990年代におけるトレーディングルームの革新 | 356 |
A83フィンテックとデリバティブ30 | 361 |
参考文献 | 364 |
368 | |
奥付 | 373 |