古事記, 上代歌謠荻原浅男 小学館, 1973 - 525 ページ |
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... まひしか」とのりたまへば、答へて日したま「みたま>ちまたあめのしたには為せども、還りては我が従父に為し、亦天下治めたまひとへこころひし天皇なり。是に今単に父の仇といふ志を取りて、悉に天し下治めたまひし天皇の膜を破りなば、後の人必ず誹謗 ...
... まひしか」とのりたまへば、答へて日したま「みたま>ちまたあめのしたには為せども、還りては我が従父に為し、亦天下治めたまひとへこころひし天皇なり。是に今単に父の仇といふ志を取りて、悉に天し下治めたまひし天皇の膜を破りなば、後の人必ず誹謗 ...
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... まひて待ちたまふ。すめらみことただむき蛇、疾く飛び来て、天皇の臂を階。是に蜻蛉、忽然に飛び来て、虹を囓ひて将て去ぬ。天皇、厥の 10 まへつきみたちみことのりあきづのたま心有ることを嘉したまひ、群臣に詔して曰はく、「映が為に蜻蛉を書めてせよ ...
... まひて待ちたまふ。すめらみことただむき蛇、疾く飛び来て、天皇の臂を階。是に蜻蛉、忽然に飛び来て、虹を囓ひて将て去ぬ。天皇、厥の 10 まへつきみたちみことのりあきづのたま心有ることを嘉したまひ、群臣に詔して曰はく、「映が為に蜻蛉を書めてせよ ...
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... まひて、移廻ただむかたまひて前向みて、立ちて直に鮪に当ひたまふ。歌して曰はく、ほせなをり潮瀬の波を見れば、遊び来るが囃手にあるふみみなと妻立てり見ゆ。[一本に、「潮瀬」を以て「水門」に易ふ]かへしうた之袞世能儸嗚理嗚弥黎麼阿蘇寐倶屢思寐我簸多 ...
... まひて、移廻ただむかたまひて前向みて、立ちて直に鮪に当ひたまふ。歌して曰はく、ほせなをり潮瀬の波を見れば、遊び来るが囃手にあるふみみなと妻立てり見ゆ。[一本に、「潮瀬」を以て「水門」に易ふ]かへしうた之袞世能儸嗚理嗚弥黎麼阿蘇寐倶屢思寐我簸多 ...