Nihon koten bungaku zenshū, 第 9 巻Shōgakkan, 1973 |
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... はいられなかったのはこのころのことであろうか。「玄蕃頭従五位上紀朝臣貫之上」と署名して書かれた「新撰和歌序」の文面には、このような気持があふれている。和文を重んずる貫之があえて漢文でしるしたのも、この悲壮な気持を強い調子で出すためであっ ...
... はいられなかったのはこのころのことであろうか。「玄蕃頭従五位上紀朝臣貫之上」と署名して書かれた「新撰和歌序」の文面には、このような気持があふれている。和文を重んずる貫之があえて漢文でしるしたのも、この悲壮な気持を強い調子で出すためであっ ...
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... はいへど」「さりとも」などという。三天気のことは船頭に任せる外はない。物欲をまる出しにしたり粗野な言動があってもがまんして来た。しかし、その天気の予測もあてにならないとなると、黙ってはいられない。和泉国まで帰って来て、まだこのようなむだ ...
... はいへど」「さりとも」などという。三天気のことは船頭に任せる外はない。物欲をまる出しにしたり粗野な言動があってもがまんして来た。しかし、その天気の予測もあてにならないとなると、黙ってはいられない。和泉国まで帰って来て、まだこのようなむだ ...
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... はいはでこそ思へ」(宇津保物語・藤原の君)。この歌、さながら八月になりぬ。ついたちの日、雨降り暮らす。時『伊勢物語』に、「前栽の中に、虫の声鳴きければ」とあるように、はじめ草の中の虫を詠んだ歌であったの一日になりて、「いとおぼえぬ夢見たり ...
... はいはでこそ思へ」(宇津保物語・藤原の君)。この歌、さながら八月になりぬ。ついたちの日、雨降り暮らす。時『伊勢物語』に、「前栽の中に、虫の声鳴きければ」とあるように、はじめ草の中の虫を詠んだ歌であったの一日になりて、「いとおぼえぬ夢見たり ...
多く使われている語句
あっ あの あはれ あら あり いと いひ いま うち おり かく かける かな かれ くる けり ける けれ ここ ここち こそ ころ サイデンステッカー さま しまっ そう ただ たち たま たり たる つつ つる てき でも という ところ とし とも ながら なっ など なむ なら なり なる なれ にし ぬる のみ ばかり ひと べき へり ほど まし ます また まで ゆく より らむ られ りー ろう わたし われ 逢坂の関 伊勢物語 賀茂神社 貫之 気持 見え 見る 源氏物語 言う 言っ 作者 思い 思う 思っ 思ひ 思ふ 侍女 手紙 助詞 嘗会 親王 贈答 底本 土佐日記 道綱母 日本紀略 物忌 物語 返りごと 返事 方違え 枕草子 和歌 蜻蛉日記