Nihon koten bungaku zenshū, 第 9 巻Shōgakkan, 1973 |
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... 道綱母との間柄に関して、触れておかなければならない問題がある。それは、理能の母は主殿頭春道女、長能の母は源認女で、二人は異母兄弟であるが、道綱母は理能・長能のどちらと同腹かということである。『道綱母集』の奥の勘注に、「右大将道綱母陸奥守 ...
... 道綱母との間柄に関して、触れておかなければならない問題がある。それは、理能の母は主殿頭春道女、長能の母は源認女で、二人は異母兄弟であるが、道綱母は理能・長能のどちらと同腹かということである。『道綱母集』の奥の勘注に、「右大将道綱母陸奥守 ...
34 ページ
... 道綱母にとって為雅妻が「たのもしきものに思ふ人」であったとは、やはり為雅妻は道綱母の姉らしく思える。為雅は、長良の子清経、つまり道綱母の曾祖父高経の弟に当たる清経の曾孫。したがってこの結婚は、比較的近い親戚の間での結婚となる。当時の狭い ...
... 道綱母にとって為雅妻が「たのもしきものに思ふ人」であったとは、やはり為雅妻は道綱母の姉らしく思える。為雅は、長良の子清経、つまり道綱母の曾祖父高経の弟に当たる清経の曾孫。したがってこの結婚は、比較的近い親戚の間での結婚となる。当時の狭い ...
40 ページ
これら兼家晩年の女性は、実際的には道綱母とほとんど無関係だったとしても、本質的な意味ではやはり彼女らをも含め、時姫以下見てきたような数多くの女性たちがひとしく兼家の妻として存在しえたところの、一夫多妻の社会機構。道綱母の人生を考える上で ...
これら兼家晩年の女性は、実際的には道綱母とほとんど無関係だったとしても、本質的な意味ではやはり彼女らをも含め、時姫以下見てきたような数多くの女性たちがひとしく兼家の妻として存在しえたところの、一夫多妻の社会機構。道綱母の人生を考える上で ...
多く使われている語句
あっ あの あはれ あら あり いと いひ いま うち おり かく かける かな かれ くる けり ける けれ ここ ここち こそ ころ サイデンステッカー さま しまっ そう ただ たち たま たり たる つつ つる てき でも という ところ とし とも ながら なっ など なむ なら なり なる なれ にし ぬる のみ ばかり ひと べき へり ほど まし ます また まで ゆく より らむ られ りー ろう わたし われ 逢坂の関 伊勢物語 賀茂神社 貫之 気持 見え 見る 源氏物語 言う 言っ 作者 思い 思う 思っ 思ひ 思ふ 侍女 手紙 助詞 嘗会 親王 贈答 底本 土佐日記 道綱母 日本紀略 物忌 物語 返りごと 返事 方違え 枕草子 和歌 蜻蛉日記