Nihon koten bungaku zenshū, 第 6 巻Shōgakkan, 1975 |
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... にし昔の我が子の霊か」といふ。客人、具に夢オホヂオホバの状を述べ、翁・姥を吾が先の父母なりと謂ふ。猴も亦因をそれ語りて示して曰はく、「我が先の子の号は某、其の子の住めるまたもそかつかめ堂と読みし経と、及持てる水瓶は是れなり」といふ。先の ...
... にし昔の我が子の霊か」といふ。客人、具に夢オホヂオホバの状を述べ、翁・姥を吾が先の父母なりと謂ふ。猴も亦因をそれ語りて示して曰はく、「我が先の子の号は某、其の子の住めるまたもそかつかめ堂と読みし経と、及持てる水瓶は是れなり」といふ。先の ...
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... にし、焼いてはいけない」と語った。妻子は死体をそのままにし、約束の日まで待った。すると九日だけで、生き返って次のように語った。「七人の異形の者がいた。頭は牛で、体は人間である。その者がわたしの髪に縄を掛け、捕えて護衛して行く。見ると前方 ...
... にし、焼いてはいけない」と語った。妻子は死体をそのままにし、約束の日まで待った。すると九日だけで、生き返って次のように語った。「七人の異形の者がいた。頭は牛で、体は人間である。その者がわたしの髪に縄を掛け、捕えて護衛して行く。見ると前方 ...
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... にし縁第三十五うちのおほきみひととなりしやけんニ目リ 655 やましろ五たちもとは皇の御世に、是の王、縁有りて、山背を徘徊りき。八人従へむかしもつけのでらたいきやうり。奈良の京に向ひし時に、下毛野寺の沙門諦鏡、奈良の京つづきのこほりあゆには ...
... にし縁第三十五うちのおほきみひととなりしやけんニ目リ 655 やましろ五たちもとは皇の御世に、是の王、縁有りて、山背を徘徊りき。八人従へむかしもつけのでらたいきやうり。奈良の京に向ひし時に、下毛野寺の沙門諦鏡、奈良の京つづきのこほりあゆには ...