Nihon koten bungaku zenshū, 第 6 巻Shōgakkan, 1975 |
この書籍内から
検索結果1-3 / 85
ページ
... 天皇謂大泊瀬雅武天皇。之随身、肺腫侍者矣。天皇住磐余宮之時、天皇与后寐大安殿婚合之時、栖軽不知而参入也。天皇恥輟。当於時而空雷鳴。即天皇勅栖軽而詔、「汝鳴雷奉請之耶」。答白、「将」請」。天皇詔言、「爾汝奉」請」栖軽奉、勅従、宮罷 ...
... 天皇謂大泊瀬雅武天皇。之随身、肺腫侍者矣。天皇住磐余宮之時、天皇与后寐大安殿婚合之時、栖軽不知而参入也。天皇恥輟。当於時而空雷鳴。即天皇勅栖軽而詔、「汝鳴雷奉請之耶」。答白、「将」請」。天皇詔言、「爾汝奉」請」栖軽奉、勅従、宮罷 ...
ページ
... 天皇の御代、天応元年四月十五日に、山部親王、すなわち桓武天皇が即位されて、天下の政治をとり行なわれた。これによってまさに、さきの歌は桓武天皇が天下を治めになる前兆と答えであることを知るべきである。大宮に(藤原の宮に、まっすぐに向いている ...
... 天皇の御代、天応元年四月十五日に、山部親王、すなわち桓武天皇が即位されて、天下の政治をとり行なわれた。これによってまさに、さきの歌は桓武天皇が天下を治めになる前兆と答えであることを知るべきである。大宮に(藤原の宮に、まっすぐに向いている ...
ページ
記』の説話は時代を聖武帝・称徳帝の天皇の天の下を治めたまら、先の表相の答なりけりといふにとるものがきわめて多い。聖武帝は聖武天皇とされ、上巻五話、中巻序、本説話では勝宝応真と尊号であがめ、称徳帝は帝姫阿倍天皇でおとしめて、不名誉な世説を ...
記』の説話は時代を聖武帝・称徳帝の天皇の天の下を治めたまら、先の表相の答なりけりといふにとるものがきわめて多い。聖武帝は聖武天皇とされ、上巻五話、中巻序、本説話では勝宝応真と尊号であがめ、称徳帝は帝姫阿倍天皇でおとしめて、不名誉な世説を ...