Nihon koten bungaku zenshū, 第 6 巻Shōgakkan, 1975 |
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... 聞きて随喜し、坐より起ひざまづのたままさち、長跪きて、拝して曰はく、「貴きかな。当に聞きしが如くに有りけり」とのたまふ。巡ること三日にして、告ぐらく、 和国添上郡山村也末無良(ヤ た。そこで優婆夷は読んだ。閻魔大王はこれを聞いて、涙を流し ...
... 聞きて随喜し、坐より起ひざまづのたままさち、長跪きて、拝して曰はく、「貴きかな。当に聞きしが如くに有りけり」とのたまふ。巡ること三日にして、告ぐらく、 和国添上郡山村也末無良(ヤ た。そこで優婆夷は読んだ。閻魔大王はこれを聞いて、涙を流し ...
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... 聞きて、怪しび起ちて後の屋より出づれば、三みどころまたななたちまち即ち居処に当れる壁作れぬ。赤七はしらの法師も忽然に見えむすめおもず。女大きに恐り怪しび、自ら内心に念はく、天地吾を助けおのちつかひて、壁に圧されずとおもふ。後家を守れる母 ...
... 聞きて、怪しび起ちて後の屋より出づれば、三みどころまたななたちまち即ち居処に当れる壁作れぬ。赤七はしらの法師も忽然に見えむすめおもず。女大きに恐り怪しび、自ら内心に念はく、天地吾を助けおのちつかひて、壁に圧されずとおもふ。後家を守れる母 ...
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... 聞きき。爾の時に、ひとりほふ 110 三かふちのくにわかえのこほりかはまた河内国若江郡川派の里に、一の女人有りき。子を携へて法会ないさに参ゐ往き、法を聞く。其の子、哭き譴びて、法を聞かしめず。其の児は、年十余歳に至るまで、其の脚歩まず。哭き ...
... 聞きき。爾の時に、ひとりほふ 110 三かふちのくにわかえのこほりかはまた河内国若江郡川派の里に、一の女人有りき。子を携へて法会ないさに参ゐ往き、法を聞く。其の子、哭き譴びて、法を聞かしめず。其の児は、年十余歳に至るまで、其の脚歩まず。哭き ...