Nihon koten bungaku zenshū, 第 19 巻Shōgakkan, 1970 |
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... あの夜の夢のような出来事の男そ〔〕対の君、あの夜の男を中納のうちのたまへる気配などの、ただ見し言と知って驚夜の夢なるに、いとまたあさましく、「こっくりなので、驚きのあまり茫然として、「これはいったいどういうわけか」と合点がいかず、式部卿 ...
... あの夜の夢のような出来事の男そ〔〕対の君、あの夜の男を中納のうちのたまへる気配などの、ただ見し言と知って驚夜の夢なるに、いとまたあさましく、「こっくりなので、驚きのあまり茫然として、「これはいったいどういうわけか」と合点がいかず、式部卿 ...
61 ページ
... あの夜の人とは思われない。なんとも不審で、気がかりなあまり、中納言は、御殿油を少し明るくかかげて、「お目見得のしきたりでね、少々お顔ぐらいはお見せなさい」と言って、扇を少しお引きのけになると、娘はひどく恥ずかしく思って、髪れは、あの時 ...
... あの夜の人とは思われない。なんとも不審で、気がかりなあまり、中納言は、御殿油を少し明るくかかげて、「お目見得のしきたりでね、少々お顔ぐらいはお見せなさい」と言って、扇を少しお引きのけになると、娘はひどく恥ずかしく思って、髪れは、あの時 ...
63 ページ
... あの夜の男を中納言とさとったのである。あの夜、但馬守の娘は中の君と話していたところ男が現われたという次第であったから(五四)、出来事そのものは知っていたことになる。それにしては、あの場面では対の君ばかりが苦慮する叙述ではあったが。八とっさ ...
... あの夜の男を中納言とさとったのである。あの夜、但馬守の娘は中の君と話していたところ男が現われたという次第であったから(五四)、出来事そのものは知っていたことになる。それにしては、あの場面では対の君ばかりが苦慮する叙述ではあったが。八とっさ ...
多く使われている語句
あっ あの あはれ あら あり いと いみ うち おいで おぼし かく げに ここ こそ させたま さま しさ しょう そう たい だが だけ ただ たち だっ たてまつり たり たる つつ つる でも という とお ところ とも ながら なっ など なら なり なる にし のみ ばかり はず はべら はべり べき ほど まことに まし ます また まで まひ まま やう より らむ られ られる れる ろう われ 一の宮 右大臣 関白 気持 気色 言葉 御覧 広沢 考え 左衛門督 宰相 思い 思う 思っ 思ひ 思ふ 自分 出家 女御 女房 少将 心地 心中思惟 生霊 石山の姫君 大臣 大納言 中宮 中納言 殿上人 内侍督 内大臣 乳母 入道殿 琵琶 表現 物語 聞き 北の方 無名草子 様子 几帳 姨捨山