Nihon koten bungaku zenshū, 第 19 巻Shōgakkan, 1970 |
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27 ページ
... けり。琵琶、箏の人は物語忍びやかにしつつながむめり。人は池のわたりなど涼み歩くなるべし、そなた五に声などあまたして、いと静やかなるに、「ゆくりなくあはふるまひかろがろつけき振舞は、おのづから軽々しきことも出来るを」と、ありがたくおぼしを ...
... けり。琵琶、箏の人は物語忍びやかにしつつながむめり。人は池のわたりなど涼み歩くなるべし、そなた五に声などあまたして、いと静やかなるに、「ゆくりなくあはふるまひかろがろつけき振舞は、おのづから軽々しきことも出来るを」と、ありがたくおぼしを ...
55 ページ
一「なりけり」で、・・・ということがわ『我をも知られじ』とおぼして、宮の中将の君とは名のりたかった、気づいてみたら・・・だった、知りたまひて、中宮に召さるるなりけり。見あらはしたまひてものせさせたまへ。あまりならば、あやしと人も気色見は ...
一「なりけり」で、・・・ということがわ『我をも知られじ』とおぼして、宮の中将の君とは名のりたかった、気づいてみたら・・・だった、知りたまひて、中宮に召さるるなりけり。見あらはしたまひてものせさせたまへ。あまりならば、あやしと人も気色見は ...
325 ページ
... けり」と、として参上したのである。五以下、内大臣がまさと君に言う言葉。「御返り」は寝覚の上の御返事。一六連中でも、昨日今日などは、涙で洗うより〔四〕寝覚の上は、いつ心の晴れる折とてなはてつるかたは、すこし心おちゐたまひにけり。よいよ胸の ...
... けり」と、として参上したのである。五以下、内大臣がまさと君に言う言葉。「御返り」は寝覚の上の御返事。一六連中でも、昨日今日などは、涙で洗うより〔四〕寝覚の上は、いつ心の晴れる折とてなはてつるかたは、すこし心おちゐたまひにけり。よいよ胸の ...
多く使われている語句
あっ あの あはれ あら あり いと いみ うち おいで おぼし かく げに ここ こそ させたま さま しさ しょう そう たい だが だけ ただ たち だっ たてまつり たり たる つつ つる でも という とお ところ とも ながら なっ など なら なり なる にし のみ ばかり はず はべら はべり べき ほど まことに まし ます また まで まひ まま やう より らむ られ られる れる ろう われ 一の宮 右大臣 関白 気持 気色 言葉 御覧 広沢 考え 左衛門督 宰相 思い 思う 思っ 思ひ 思ふ 自分 出家 女御 女房 少将 心地 心中思惟 生霊 石山の姫君 大臣 大納言 中宮 中納言 殿上人 内侍督 内大臣 乳母 入道殿 琵琶 表現 物語 聞き 北の方 無名草子 様子 几帳 姨捨山