Nihon koten bungaku zenshū, 第 19 巻Shōgakkan, 1970 |
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37 ページ
... しか」も異例。卑下、謙譲の「たまふ」は下二段、したがって完了「り」は接続しないはず。「見たまへしか」とあるのが普通。四段「たまふ」(尊敬)が卑下、謙譲の意に用いられているとみるべきか。この物語にも、平安後期のほかの物語にもまま例が見られる ...
... しか」も異例。卑下、謙譲の「たまふ」は下二段、したがって完了「り」は接続しないはず。「見たまへしか」とあるのが普通。四段「たまふ」(尊敬)が卑下、謙譲の意に用いられているとみるべきか。この物語にも、平安後期のほかの物語にもまま例が見られる ...
40 ページ
... しかば、ことごとしくもてなしかしづきて、あまたはベ田口かつらしなかに、目やすき人とそはべりしか。月の桂のそら目にやとは思ひながら、過しがたくはべりて、下りぬめりと見送り宮の中将さやかにもみつる月かなことならば影をならぶる契りともがな一六 ...
... しかば、ことごとしくもてなしかしづきて、あまたはベ田口かつらしなかに、目やすき人とそはべりしか。月の桂のそら目にやとは思ひながら、過しがたくはべりて、下りぬめりと見送り宮の中将さやかにもみつる月かなことならば影をならぶる契りともがな一六 ...
339 ページ
... しか。かき絶えて、年ごろ経しをりもありしを、我が心も、いとうちつけおもかげなにごとに、今の間の程も面影に見え、心地にしみて、何事を言ひ、世をいかに苦しううち思ひ乱れて、臥いてやあらむ、居てよひ九やあらむ、我を待ちやすらむ、『今宵はよも ...
... しか。かき絶えて、年ごろ経しをりもありしを、我が心も、いとうちつけおもかげなにごとに、今の間の程も面影に見え、心地にしみて、何事を言ひ、世をいかに苦しううち思ひ乱れて、臥いてやあらむ、居てよひ九やあらむ、我を待ちやすらむ、『今宵はよも ...
多く使われている語句
あっ あの あはれ あら あり いと いみ うち おいで おぼし かく げに ここ こそ させたま さま しさ しょう そう たい だが だけ ただ たち だっ たてまつり たり たる つつ つる でも という とお ところ とも ながら なっ など なら なり なる にし のみ ばかり はず はべら はべり べき ほど まことに まし ます また まで まひ まま やう より らむ られ られる れる ろう われ 一の宮 右大臣 関白 気持 気色 言葉 御覧 広沢 考え 左衛門督 宰相 思い 思う 思っ 思ひ 思ふ 自分 出家 女御 女房 少将 心地 心中思惟 生霊 石山の姫君 大臣 大納言 中宮 中納言 殿上人 内侍督 内大臣 乳母 入道殿 琵琶 表現 物語 聞き 北の方 無名草子 様子 几帳 姨捨山