Nihon koten bungaku zenshū, 第 19 巻Shōgakkan, 1970 |
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... つる御気色は心にかかりておぼゆるふみに、とばかりありて、紛らはして御文さし入れたり。中納言立ち寄れば岩うつ波のおのれのみくだけてものぞ悲しかけるおもかげありつる面影に劣らず、うつくしげなる書きざまを、ひとり見るぞ口惜しかりける。今日は ...
... つる御気色は心にかかりておぼゆるふみに、とばかりありて、紛らはして御文さし入れたり。中納言立ち寄れば岩うつ波のおのれのみくだけてものぞ悲しかけるおもかげありつる面影に劣らず、うつくしげなる書きざまを、ひとり見るぞ口惜しかりける。今日は ...
112 ページ
ように、の気持。「思ひなしつるぞ「『先のことはともかく』などと」とすよ。楽観していたことをいうとみる。たまひつるまみ、面つきなど、言へばおろかなり。「あはれ、「全釈」は「(姫を傷物に思いました」、「大系」は、すぐ上から続けて「『先のこと ...
ように、の気持。「思ひなしつるぞ「『先のことはともかく』などと」とすよ。楽観していたことをいうとみる。たまひつるまみ、面つきなど、言へばおろかなり。「あはれ、「全釈」は「(姫を傷物に思いました」、「大系」は、すぐ上から続けて「『先のこと ...
195 ページ
... つるかたちの、言ひ知らず薫りをかしげなる、にほひこぼれぬばかりらうたげくんにて、世を屈じしめりたまひつるなつかしさ、よそよそなるありさまときは、「さやは思ひきこえし。思はずなりける御有様かな」と、心づきなかりつれど、うち見たてまつりたま ...
... つるかたちの、言ひ知らず薫りをかしげなる、にほひこぼれぬばかりらうたげくんにて、世を屈じしめりたまひつるなつかしさ、よそよそなるありさまときは、「さやは思ひきこえし。思はずなりける御有様かな」と、心づきなかりつれど、うち見たてまつりたま ...
多く使われている語句
あっ あの あはれ あら あり いと いみ うち おいで おぼし かく げに ここ こそ させたま さま しさ しょう そう たい だが だけ ただ たち だっ たてまつり たり たる つつ つる でも という とお ところ とも ながら なっ など なら なり なる にし のみ ばかり はず はべら はべり べき ほど まことに まし ます また まで まひ まま やう より らむ られ られる れる ろう われ 一の宮 右大臣 関白 気持 気色 言葉 御覧 広沢 考え 左衛門督 宰相 思い 思う 思っ 思ひ 思ふ 自分 出家 女御 女房 少将 心地 心中思惟 生霊 石山の姫君 大臣 大納言 中宮 中納言 殿上人 内侍督 内大臣 乳母 入道殿 琵琶 表現 物語 聞き 北の方 無名草子 様子 几帳 姨捨山