Nihon koten bungaku zenshū, 第 19 巻Shōgakkan, 1970 |
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289 ページ
... ながらへにけるさへ悔しけれ。散らむも、むつかし。取り隠いてよ」とのたまふ御気色の、文使い(なよ竹物語絵巻)なさっているのは、いかにも見所ありげだが、寝覚の上はしまいまで見終えることもできず、ひどく面変りするまでにお泣きになった様子が、は ...
... ながらへにけるさへ悔しけれ。散らむも、むつかし。取り隠いてよ」とのたまふ御気色の、文使い(なよ竹物語絵巻)なさっているのは、いかにも見所ありげだが、寝覚の上はしまいまで見終えることもできず、ひどく面変りするまでにお泣きになった様子が、は ...
339 ページ
... ながら、「うち退きて、年ごろ隔てつるをりは、おのづからうち紛れけり。かやうに、いと気高く、静やかにはあらず、とまことにうつくしう、たをやかなる気配、有様の、似るものなきはや」と、うち思ここちひくらぶるに、心地うち騒ぎて、「いづれとなく ...
... ながら、「うち退きて、年ごろ隔てつるをりは、おのづからうち紛れけり。かやうに、いと気高く、静やかにはあらず、とまことにうつくしう、たをやかなる気配、有様の、似るものなきはや」と、うち思ここちひくらぶるに、心地うち騒ぎて、「いづれとなく ...
344 ページ
... ながらお話しになる。宰相の上は、度を過ごした口出しこそなさらないが、万事たいへんよく心得て、話しがいがあり、しみじみと心の通った答えをして、御自身が、親のかねて考え定めておかれたところと違った運命をたどってしまい、情けない思いをしながら ...
... ながらお話しになる。宰相の上は、度を過ごした口出しこそなさらないが、万事たいへんよく心得て、話しがいがあり、しみじみと心の通った答えをして、御自身が、親のかねて考え定めておかれたところと違った運命をたどってしまい、情けない思いをしながら ...
多く使われている語句
あっ あの あはれ あら あり いと いみ うち おいで おぼし かく げに ここ こそ させたま さま しさ しょう そう たい だが だけ ただ たち だっ たてまつり たり たる つつ つる でも という とお ところ とも ながら なっ など なら なり なる にし のみ ばかり はず はべら はべり べき ほど まことに まし ます また まで まひ まま やう より らむ られ られる れる ろう われ 一の宮 右大臣 関白 気持 気色 言葉 御覧 広沢 考え 左衛門督 宰相 思い 思う 思っ 思ひ 思ふ 自分 出家 女御 女房 少将 心地 心中思惟 生霊 石山の姫君 大臣 大納言 中宮 中納言 殿上人 内侍督 内大臣 乳母 入道殿 琵琶 表現 物語 聞き 北の方 無名草子 様子 几帳 姨捨山