Nihon koten bungaku zenshū, 第 19 巻Shōgakkan, 1970 |
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200 ページ
... ながら、自分は覚えていない亡き母上の面影を、お言い出しなどなさっては、月をも花をもともに愛で楽しみ、琴も心を合わせて合奏しながら暮らしてきた昔が、恋しくて、「すっかり嫌われぬいた身の上なのだ。広沢に行ったらますます山に深く入ってしまおう ...
... ながら、自分は覚えていない亡き母上の面影を、お言い出しなどなさっては、月をも花をもともに愛で楽しみ、琴も心を合わせて合奏しながら暮らしてきた昔が、恋しくて、「すっかり嫌われぬいた身の上なのだ。広沢に行ったらますます山に深く入ってしまおう ...
238 ページ
... ながら過ごしておられる。大皇の宮は、「気がかりでならない」とお思いになりながら、院にお戻りになられた。お別れに際して寝覚の上からのお贈物などは、ほんに二五九そんな自分の心が我ながらあまりにもいまいましい」と、この歌を贈るのは思いとどまら ...
... ながら過ごしておられる。大皇の宮は、「気がかりでならない」とお思いになりながら、院にお戻りになられた。お別れに際して寝覚の上からのお贈物などは、ほんに二五九そんな自分の心が我ながらあまりにもいまいましい」と、この歌を贈るのは思いとどまら ...
350 ページ
... ながら、端にあざり出でたまひつれば、名あけぼのに流れたる曙の空かすみわたり、今ひらけそむる花の木末ども、似るものなきほどなるに、にしへ、西山にて、「見しありさまながらなる」とながめしほどの嘆かしさ、身の有様、「そのしげきや。一九も ...
... ながら、端にあざり出でたまひつれば、名あけぼのに流れたる曙の空かすみわたり、今ひらけそむる花の木末ども、似るものなきほどなるに、にしへ、西山にて、「見しありさまながらなる」とながめしほどの嘆かしさ、身の有様、「そのしげきや。一九も ...
多く使われている語句
あっ あの あはれ あら あり いと いみ うち おいで おぼし かく げに ここ こそ させたま さま しさ しょう そう たい だが だけ ただ たち だっ たてまつり たり たる つつ つる でも という とお ところ とも ながら なっ など なら なり なる にし のみ ばかり はず はべら はべり べき ほど まことに まし ます また まで まひ まま やう より らむ られ られる れる ろう われ 一の宮 右大臣 関白 気持 気色 言葉 御覧 広沢 考え 左衛門督 宰相 思い 思う 思っ 思ひ 思ふ 自分 出家 女御 女房 少将 心地 心中思惟 生霊 石山の姫君 大臣 大納言 中宮 中納言 殿上人 内侍督 内大臣 乳母 入道殿 琵琶 表現 物語 聞き 北の方 無名草子 様子 几帳 姨捨山