Nihon koten bungaku zenshū, 第 19 巻Shōgakkan, 1970 |
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204 ページ
... なし」は「術なし」。困る意。まさか大納ことおんつつ、「あはれ、山里に、いかに思ふことして広沢に赴く。は[天]かの大納言歩おほとのへあり三君姉上はしく、今までながめさせたまふかな。御前に人々参りたま私のことをこのようにも思い出してはくださら ...
... なし」は「術なし」。困る意。まさか大納ことおんつつ、「あはれ、山里に、いかに思ふことして広沢に赴く。は[天]かの大納言歩おほとのへあり三君姉上はしく、今までながめさせたまふかな。御前に人々参りたま私のことをこのようにも思い出してはくださら ...
517 ページ
... なし上げ、の身内みなさせたまふ。源宰相中将衛門督かけ、前大弐を民部卿になして、権無理を通した大納言、中納言の任命で、世の恨みを負い、非難をお受けになったというのも、女君がこんなに愛らしいせいだったのだろうよ。まこと、天下をひっくり返した ...
... なし上げ、の身内みなさせたまふ。源宰相中将衛門督かけ、前大弐を民部卿になして、権無理を通した大納言、中納言の任命で、世の恨みを負い、非難をお受けになったというのも、女君がこんなに愛らしいせいだったのだろうよ。まこと、天下をひっくり返した ...
522 ページ
... なしや。殿の御膝にかき靡かされて、なるほど、何の飾りけもない歌だ。殿のお 寝覚の上ただ一人を愛しぬいて 五卷何の飾りもない歌であることよ。「げに...なしや」は草子地的表現。「とぶにこそ」は「飛ぶにこそ」に「問ふにこそ」が隠れているとみる ...
... なしや。殿の御膝にかき靡かされて、なるほど、何の飾りけもない歌だ。殿のお 寝覚の上ただ一人を愛しぬいて 五卷何の飾りもない歌であることよ。「げに...なしや」は草子地的表現。「とぶにこそ」は「飛ぶにこそ」に「問ふにこそ」が隠れているとみる ...
多く使われている語句
あっ あの あはれ あら あり いと いみ うち おいで おぼし かく げに ここ こそ させたま さま しさ しょう そう たい だが だけ ただ たち だっ たてまつり たり たる つつ つる でも という とお ところ とも ながら なっ など なら なり なる にし のみ ばかり はず はべら はべり べき ほど まことに まし ます また まで まひ まま やう より らむ られ られる れる ろう われ 一の宮 右大臣 関白 気持 気色 言葉 御覧 広沢 考え 左衛門督 宰相 思い 思う 思っ 思ひ 思ふ 自分 出家 女御 女房 少将 心地 心中思惟 生霊 石山の姫君 大臣 大納言 中宮 中納言 殿上人 内侍督 内大臣 乳母 入道殿 琵琶 表現 物語 聞き 北の方 無名草子 様子 几帳 姨捨山