Nihon koten bungaku zenshū, 第 19 巻Shōgakkan, 1970 |
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178 ページ
... やすらむ、心得はべる。弁の乳母、心と。男の心、はた知らず、見たてまつらばやとおぼして北の方のお部屋の御やすらむ。ひとりおはする所にもあらず、一つ入れていただくことができは、いかでかはべらむ。なにがし気分の時は少なく、あるかなきかの状態で ...
... やすらむ、心得はべる。弁の乳母、心と。男の心、はた知らず、見たてまつらばやとおぼして北の方のお部屋の御やすらむ。ひとりおはする所にもあらず、一つ入れていただくことができは、いかでかはべらむ。なにがし気分の時は少なく、あるかなきかの状態で ...
258 ページ
... やすからず、うれはしきこと〔一九〕中に、中宮だけは、「帝は確かに内侍督を素直で、かわいらしいとお気に召してはおられるが、その御寵愛の様子は、三千人の寵を一身にというほどでもないようにお見受けするのに......。『このごろ、妙に気分がすぐれ ...
... やすからず、うれはしきこと〔一九〕中に、中宮だけは、「帝は確かに内侍督を素直で、かわいらしいとお気に召してはおられるが、その御寵愛の様子は、三千人の寵を一身にというほどでもないようにお見受けするのに......。『このごろ、妙に気分がすぐれ ...
452 ページ
... やすからずのみ思ひたまへられしが苦しさに、に扱い、我入道)に対しても失礼な男と。「憂へたかく」とは続くまい。憂いが深く、その憂いを訴えることをたかく思いわたるというのであろう。私(内大臣)も女君(寝覚の上)もともに心安らかであるような折。二 ...
... やすからずのみ思ひたまへられしが苦しさに、に扱い、我入道)に対しても失礼な男と。「憂へたかく」とは続くまい。憂いが深く、その憂いを訴えることをたかく思いわたるというのであろう。私(内大臣)も女君(寝覚の上)もともに心安らかであるような折。二 ...
多く使われている語句
あっ あの あはれ あら あり いと いみ うち おいで おぼし かく げに ここ こそ させたま さま しさ しょう そう たい だが だけ ただ たち だっ たてまつり たり たる つつ つる でも という とお ところ とも ながら なっ など なら なり なる にし のみ ばかり はず はべら はべり べき ほど まことに まし ます また まで まひ まま やう より らむ られ られる れる ろう われ 一の宮 右大臣 関白 気持 気色 言葉 御覧 広沢 考え 左衛門督 宰相 思い 思う 思っ 思ひ 思ふ 自分 出家 女御 女房 少将 心地 心中思惟 生霊 石山の姫君 大臣 大納言 中宮 中納言 殿上人 内侍督 内大臣 乳母 入道殿 琵琶 表現 物語 聞き 北の方 無名草子 様子 几帳 姨捨山