Nihon koten bungaku zenshū, 第 19 巻Shōgakkan, 1970 |
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213 ページ
... やらあらじ」と思ひやらなる人に、から物思はする我に、掻きわたさるる琴の音に、涙落ちつつ、ただ今も、ぬ調めながら弾きやまれぬる、飽かずいみまで無性に引き入れられてしまうほど、すばらしく聞こえてくる。「あれほどはなやかに愛らしかったお姿 ...
... やらあらじ」と思ひやらなる人に、から物思はする我に、掻きわたさるる琴の音に、涙落ちつつ、ただ今も、ぬ調めながら弾きやまれぬる、飽かずいみまで無性に引き入れられてしまうほど、すばらしく聞こえてくる。「あれほどはなやかに愛らしかったお姿 ...
225 ページ
... やら、私の話やら、まことにしょうちゅうじょう挨拶に広沢においでになった。入道殿は、そううれしく喜んでお迎えになる。左あいさつ[七]大納言も、あの雪の夜、逢う機会もないままつらい思いでむなしく帰られて以来、心から情けないと沈み込んでしまわれ ...
... やら、私の話やら、まことにしょうちゅうじょう挨拶に広沢においでになった。入道殿は、そううれしく喜んでお迎えになる。左あいさつ[七]大納言も、あの雪の夜、逢う機会もないままつらい思いでむなしく帰られて以来、心から情けないと沈み込んでしまわれ ...
288 ページ
... やらず、ただ扇ばかりを形見に取らせたま 10 ひて、許させたまふほど、言へば世のつねなり。〔〕再び贈答し「帰りたまはむを見てこそ」とて、とみにて女君ついにのも退かせたまはねど、ただ、のがれ出づるがる帝見送るうれしさに、また心地もまどふばかり ...
... やらず、ただ扇ばかりを形見に取らせたま 10 ひて、許させたまふほど、言へば世のつねなり。〔〕再び贈答し「帰りたまはむを見てこそ」とて、とみにて女君ついにのも退かせたまはねど、ただ、のがれ出づるがる帝見送るうれしさに、また心地もまどふばかり ...
多く使われている語句
あっ あの あはれ あら あり いと いみ うち おいで おぼし かく げに ここ こそ させたま さま しさ しょう そう たい だが だけ ただ たち だっ たてまつり たり たる つつ つる でも という とお ところ とも ながら なっ など なら なり なる にし のみ ばかり はず はべら はべり べき ほど まことに まし ます また まで まひ まま やう より らむ られ られる れる ろう われ 一の宮 右大臣 関白 気持 気色 言葉 御覧 広沢 考え 左衛門督 宰相 思い 思う 思っ 思ひ 思ふ 自分 出家 女御 女房 少将 心地 心中思惟 生霊 石山の姫君 大臣 大納言 中宮 中納言 殿上人 内侍督 内大臣 乳母 入道殿 琵琶 表現 物語 聞き 北の方 無名草子 様子 几帳 姨捨山