Nihon koten bungaku zenshū, 第 19 巻Shōgakkan, 1970 |
この書籍内から
検索結果1-3 / 63
126 ページ
... ゆく」は、あとがれる気持と、文字どおり「心が行く」垣間見のしるべせし少納言、また親しくおぼす二三人ばかり、け暮れるにつけ、どうしておいでかと、そ意とがかけられている。しかるべき人の坊。以前から懇意な僧の家であろう。一八えようもない。僧都 ...
... ゆく」は、あとがれる気持と、文字どおり「心が行く」垣間見のしるべせし少納言、また親しくおぼす二三人ばかり、け暮れるにつけ、どうしておいでかと、そ意とがかけられている。しかるべき人の坊。以前から懇意な僧の家であろう。一八えようもない。僧都 ...
127 ページ
... ゆくりなさに、我も人も、どがす嘆きのもととなりにけ t こずるも、悲しく」おぼしつづくるに、木末に、ほととぎすののもろごうちはぶきわたるさへ、いみじきに、諸声にうちたてつべし。ねしが大納言ほととぎすあはれ知る音に志賀の浦のなみだにいとど迷 ...
... ゆくりなさに、我も人も、どがす嘆きのもととなりにけ t こずるも、悲しく」おぼしつづくるに、木末に、ほととぎすののもろごうちはぶきわたるさへ、いみじきに、諸声にうちたてつべし。ねしが大納言ほととぎすあはれ知る音に志賀の浦のなみだにいとど迷 ...
493 ページ
... ゆくも知られたまふべくもあ*らねば、大納言、中納言、夜さりの御渡りの事いとなみおきかんだちめところどころよひて、上達部の親しくおはするは、みな、やがて今宵の御送りつかうまつりたまふべければ、みなたちとまりつつ、さるべどころ所々にやすみ所 ...
... ゆくも知られたまふべくもあ*らねば、大納言、中納言、夜さりの御渡りの事いとなみおきかんだちめところどころよひて、上達部の親しくおはするは、みな、やがて今宵の御送りつかうまつりたまふべければ、みなたちとまりつつ、さるべどころ所々にやすみ所 ...