Nihon koten bungaku zenshū, 第 19 巻Shōgakkan, 1970 |
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207 ページ
... れると、それほどいとしい人に、こうまで物を思わせる自分の宿世までが、恨めしく悲しくて、雪の夜のしじまに響き広がっていく琴の音色に、涙はひとりでに頬を伝い、今すぐにも、まっすぐ中の君の所に出て行きたい思いにかられる。少将が告げたのであろう ...
... れると、それほどいとしい人に、こうまで物を思わせる自分の宿世までが、恨めしく悲しくて、雪の夜のしじまに響き広がっていく琴の音色に、涙はひとりでに頬を伝い、今すぐにも、まっすぐ中の君の所に出て行きたい思いにかられる。少将が告げたのであろう ...
387 ページ
... れるように、今のこのつらい思いが、これまた恋しく思い起こされる時があるというのだろうか。そんな時があるにしても、とても今のつらさに堪えて生き長らえる気がしない)と詠んで、たいそう音高くかき鳴らされる折も折、内大臣殿は、聞くもおぞましい世 ...
... れるように、今のこのつらい思いが、これまた恋しく思い起こされる時があるというのだろうか。そんな時があるにしても、とても今のつらさに堪えて生き長らえる気がしない)と詠んで、たいそう音高くかき鳴らされる折も折、内大臣殿は、聞くもおぞましい世 ...
525 ページ
... れる。(右大臣)との別れを惜しんで。四私が泣くことであなたの外出がとどまるものならば、の気持。「散る花のなくにしとまるものならばわれ鶯におとらましやは」(古今・春下藤原治子)による。何一つ化粧したれしからまし。心憂くのみも」と、涙ぐみて ...
... れる。(右大臣)との別れを惜しんで。四私が泣くことであなたの外出がとどまるものならば、の気持。「散る花のなくにしとまるものならばわれ鶯におとらましやは」(古今・春下藤原治子)による。何一つ化粧したれしからまし。心憂くのみも」と、涙ぐみて ...
多く使われている語句
あっ あの あはれ あら あり いと いみ うち おいで おぼし かく げに ここ こそ させたま さま しさ しょう そう たい だが だけ ただ たち だっ たてまつり たり たる つつ つる でも という とお ところ とも ながら なっ など なら なり なる にし のみ ばかり はず はべら はべり べき ほど まことに まし ます また まで まひ まま やう より らむ られ られる れる ろう われ 一の宮 右大臣 関白 気持 気色 言葉 御覧 広沢 考え 左衛門督 宰相 思い 思う 思っ 思ひ 思ふ 自分 出家 女御 女房 少将 心地 心中思惟 生霊 石山の姫君 大臣 大納言 中宮 中納言 殿上人 内侍督 内大臣 乳母 入道殿 琵琶 表現 物語 聞き 北の方 無名草子 様子 几帳 姨捨山