Nihon koten bungaku zenshū, 第 19 巻Shōgakkan, 1970 |
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45 ページ
... 離れず、「なにの人目や」たちまち誘いに乗るのである。 10 宮の中将の思い出話が始まる。語り口が『堤中納言物語』の「このついで」などに似ている。またさるべき人は見たりしやうなど語り出でたるに、中将もう所においでになると、今夜もまたたいそう ...
... 離れず、「なにの人目や」たちまち誘いに乗るのである。 10 宮の中将の思い出話が始まる。語り口が『堤中納言物語』の「このついで」などに似ている。またさるべき人は見たりしやうなど語り出でたるに、中将もう所においでになると、今夜もまたたいそう ...
355 ページ
... 離れて、自分勝手なことをすることだ。八内大臣様から遠ざかりたいという心がもしあ全く待ち迎えるお気持もなく、事もなげにあしらって追い出すようにお帰しになった冷たさ、その後一睡もできぬまま悶々と思明かした心の中を、ひどく恨めしそうに言い続け ...
... 離れて、自分勝手なことをすることだ。八内大臣様から遠ざかりたいという心がもしあ全く待ち迎えるお気持もなく、事もなげにあしらって追い出すようにお帰しになった冷たさ、その後一睡もできぬまま悶々と思明かした心の中を、ひどく恨めしそうに言い続け ...
500 ページ
... 離れていたことをいう。二故関白殿がたいそうかわいがられておもてなしになったことで。老関白は、寝覚の上を愛する余り、姉の遺児を育てたいという彼女の願いを聞き届けたうえ、心からいたわったのであろう。老関白の寛大な優しい人柄をしのばせる。中間 ...
... 離れていたことをいう。二故関白殿がたいそうかわいがられておもてなしになったことで。老関白は、寝覚の上を愛する余り、姉の遺児を育てたいという彼女の願いを聞き届けたうえ、心からいたわったのであろう。老関白の寛大な優しい人柄をしのばせる。中間 ...
多く使われている語句
あっ あの あはれ あら あり いと いみ うち おいで おぼし かく げに ここ こそ させたま さま しさ しょう そう たい だが だけ ただ たち だっ たてまつり たり たる つつ つる でも という とお ところ とも ながら なっ など なら なり なる にし のみ ばかり はず はべら はべり べき ほど まことに まし ます また まで まひ まま やう より らむ られ られる れる ろう われ 一の宮 右大臣 関白 気持 気色 言葉 御覧 広沢 考え 左衛門督 宰相 思い 思う 思っ 思ひ 思ふ 自分 出家 女御 女房 少将 心地 心中思惟 生霊 石山の姫君 大臣 大納言 中宮 中納言 殿上人 内侍督 内大臣 乳母 入道殿 琵琶 表現 物語 聞き 北の方 無名草子 様子 几帳 姨捨山