日本古典文学全集, 第 16 巻Shōgakkan, 1975 |
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... いとど屈じいたく思ひ弱りて、になりましたでしょうか」と、どうやらご少将人はみな花に心をうつすらむひとりぞまどふ春の夜二五うち嘆きて立てば、内の人の返し、二六りしもせじ女房をりからやあはれも知らむ梅の花ただ香ばかりに移二七あしたしるのじ ...
... いとど屈じいたく思ひ弱りて、になりましたでしょうか」と、どうやらご少将人はみな花に心をうつすらむひとりぞまどふ春の夜二五うち嘆きて立てば、内の人の返し、二六りしもせじ女房をりからやあはれも知らむ梅の花ただ香ばかりに移二七あしたしるのじ ...
150 ページ
... いとど人目の...」に続く。「今は...参らむ」は挿入句。二八の宮存生当時から、宇治山の寺の人以外にはほとんど訪れる者はなかった。その人々も来なくなった今はまったく孤絶の有様。「絶えはつ」の語調に注意。二「いとど、山重なれる御住み処に尋ね参る ...
... いとど人目の...」に続く。「今は...参らむ」は挿入句。二八の宮存生当時から、宇治山の寺の人以外にはほとんど訪れる者はなかった。その人々も来なくなった今はまったく孤絶の有様。「絶えはつ」の語調に注意。二「いとど、山重なれる御住み処に尋ね参る ...
255 ページ
... いとどしく風のみ吹き払ひて、...」の晩秋の風景にひびきあう。「秋吹くはいかなる色の風なれば身にしむもる年月かな」とて、涙をひと目浮けておはするに、老人はばかりあはれなるらむ」(詞花・秋和泉式部、和泉式部集)。一匹「人の上にて、あいなくもの ...
... いとどしく風のみ吹き払ひて、...」の晩秋の風景にひびきあう。「秋吹くはいかなる色の風なれば身にしむもる年月かな」とて、涙をひと目浮けておはするに、老人はばかりあはれなるらむ」(詞花・秋和泉式部、和泉式部集)。一匹「人の上にて、あいなくもの ...
多く使われている語句
あっ あら あり いと いらっしゃる うち きこえ けり けれども ここ こそ さき させ さま そう たい だけ たま たり たる でも という とお とも なかっ ながら なっ など なら なり なる なれ にし ばかり べき へり ほど まし ます また まで まひ やう より らむ られ られる れる ろう 阿闍梨 以下 右大臣 宇治 気持 玉鬘 近衛府 結婚 源氏 言葉 細流抄 三の宮 三光院実枝 思い 思う 思っ 思ひ 自分 実枝説 朱雀院 女御 女房たち 少将 尚侍 申しあげ 真木柱 人々 総角 大臣 大納言 中納言 椎本 柏木 姫君たち 浮舟 物語 聞こえ 兵部卿宮 明石の中宮 孟津抄 様子 落葉の宮 冷泉院 六条院 岷江入楚