日本古典文学全集, 第 16 巻Shōgakkan, 1975 |
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150 ページ
かく、思ひあへず、恥づかしき事どもに乱れ思ふべくは、のであった。遠いご道中を急いでお越し はれともいかにとも思ひわきたまはず。 、皇族の矜持を保ってゆこうという気持を貫いて。「かくて」は、独身でいること。四下に、適当な人があれば結婚させて ...
かく、思ひあへず、恥づかしき事どもに乱れ思ふべくは、のであった。遠いご道中を急いでお越し はれともいかにとも思ひわきたまはず。 、皇族の矜持を保ってゆこうという気持を貫いて。「かくて」は、独身でいること。四下に、適当な人があれば結婚させて ...
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... かくてはかなくもなりはべりなば」の言葉をうけていう。三涙がこぼれそうになるのを見られまいとするしぐさ。「ながらふるわざなりけり」にかかる。二父宮薨去の当時は。二意に反して今まで生きながらえてきたことへの感慨。「明日知らぬわが身と思へど ...
... かくてはかなくもなりはべりなば」の言葉をうけていう。三涙がこぼれそうになるのを見られまいとするしぐさ。「ながらふるわざなりけり」にかかる。二父宮薨去の当時は。二意に反して今まで生きながらえてきたことへの感慨。「明日知らぬわが身と思へど ...
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... かく袖ひつる」。『花鳥余情』以下「神無月いつも時雨は降りしかどかく袖ひつるをりはなかりき」(出典未詳、『源氏釈』の葵巻に第四句「かく袖くたす」として引かれている)。三匂宮の歌は、このような場合の常套的な発想表現の歌だったのである。大君の心 ...
... かく袖ひつる」。『花鳥余情』以下「神無月いつも時雨は降りしかどかく袖ひつるをりはなかりき」(出典未詳、『源氏釈』の葵巻に第四句「かく袖くたす」として引かれている)。三匂宮の歌は、このような場合の常套的な発想表現の歌だったのである。大君の心 ...
多く使われている語句
あっ あら あり いと いらっしゃる うち きこえ けり けれども ここ こそ さき させ さま そう たい だけ たま たり たる でも という とお とも なかっ ながら なっ など なら なり なる なれ にし ばかり べき へり ほど まし ます また まで まひ やう より らむ られ られる れる ろう 阿闍梨 以下 右大臣 宇治 気持 玉鬘 近衛府 結婚 源氏 言葉 細流抄 三の宮 三光院実枝 思い 思う 思っ 思ひ 自分 実枝説 朱雀院 女御 女房たち 少将 尚侍 申しあげ 真木柱 人々 総角 大臣 大納言 中納言 椎本 柏木 姫君たち 浮舟 物語 聞こえ 兵部卿宮 明石の中宮 孟津抄 様子 落葉の宮 冷泉院 六条院 岷江入楚