日本古典文学全集, 第 16 巻Shōgakkan, 1975 |
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150 ページ
... 聞こえたまはば、となれますなら、とお思いになっていらっしゃニニ二御上を、いとかく朽木にはなしはてあなた様がお相手にとお望み申しあげら今は、とざまかうざまに、こまかなる筋聞こえ通ひたまふめづねきこえさせたまふめる御心ざしの、年経て見 ...
... 聞こえたまはば、となれますなら、とお思いになっていらっしゃニニ二御上を、いとかく朽木にはなしはてあなた様がお相手にとお望み申しあげら今は、とざまかうざまに、こまかなる筋聞こえ通ひたまふめづねきこえさせたまふめる御心ざしの、年経て見 ...
150 ページ
... 聞こえすさびて」とよめる本も多い。三すでに二人が結婚したものと思いこんでいる女房たちは、この大君の態度を不審に思うだろう。二口上を女房に伝えさせるのも具合がわるいので、書面にする。二弁。はべりてなむ、え聞こええる。幾月も墨染のお召物をお ...
... 聞こえすさびて」とよめる本も多い。三すでに二人が結婚したものと思いこんでいる女房たちは、この大君の態度を不審に思うだろう。二口上を女房に伝えさせるのも具合がわるいので、書面にする。二弁。はべりてなむ、え聞こええる。幾月も墨染のお召物をお ...
248 ページ
... 聞こえたまふ。気分がわるくていらっしゃるのでしょうか。二五して、隔てなくのたまひ通はむを、誰かは咎め出づべき。世の人に似ぬ心のほどは、皆人にもどかるまじくはべるを。な二人〇中の君「うしろめたく思ひきこえば、かくあやしと人も見思ひぬべき ...
... 聞こえたまふ。気分がわるくていらっしゃるのでしょうか。二五して、隔てなくのたまひ通はむを、誰かは咎め出づべき。世の人に似ぬ心のほどは、皆人にもどかるまじくはべるを。な二人〇中の君「うしろめたく思ひきこえば、かくあやしと人も見思ひぬべき ...
多く使われている語句
あっ あら あり いと いらっしゃる うち きこえ けり けれども ここ こそ さき させ さま そう たい だけ たま たり たる でも という とお とも なかっ ながら なっ など なら なり なる なれ にし ばかり べき へり ほど まし ます また まで まひ やう より らむ られ られる れる ろう 阿闍梨 以下 右大臣 宇治 気持 玉鬘 近衛府 結婚 源氏 言葉 細流抄 三の宮 三光院実枝 思い 思う 思っ 思ひ 自分 実枝説 朱雀院 女御 女房たち 少将 尚侍 申しあげ 真木柱 人々 総角 大臣 大納言 中納言 椎本 柏木 姫君たち 浮舟 物語 聞こえ 兵部卿宮 明石の中宮 孟津抄 様子 落葉の宮 冷泉院 六条院 岷江入楚