新潮, 第 88 巻新潮社, 1991 |
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249 ページ
... 河上さんの批評は、はじめから自伝の要素を誰の場合よりも強くもっていたのである。『私の詩と真実』は河上さんの批評にあらわれた突然変異というようなものではなく、むしろ、当然行きつくべき世界、河上さんにふさわしい批評の形式としてうけとられた ...
... 河上さんの批評は、はじめから自伝の要素を誰の場合よりも強くもっていたのである。『私の詩と真実』は河上さんの批評にあらわれた突然変異というようなものではなく、むしろ、当然行きつくべき世界、河上さんにふさわしい批評の形式としてうけとられた ...
217 ページ
... 河上さんと櫛田君との関係を一言附加へておきたい。櫛田君は河上さんを慕って京大の法科へはひつた恐らく最初の一人であつて、河上さんに対しては始終敬愛の念を持する一方、学問上ではマルクス主義の徹底を期するところから、河上さんの書かれたものの中 ...
... 河上さんと櫛田君との関係を一言附加へておきたい。櫛田君は河上さんを慕って京大の法科へはひつた恐らく最初の一人であつて、河上さんに対しては始終敬愛の念を持する一方、学問上ではマルクス主義の徹底を期するところから、河上さんの書かれたものの中 ...
319 ページ
... 河上さんの批評の本来の姿と意味があるのだというのは簡単なことである。余りにも大きな資性をもって生れ、しかも、その批評の完成がおくれたのは、河上さん自身の資性そのもののなかに理由があるというのも正しいだろう。しかし、『日本のアウトサイダー ...
... 河上さんの批評の本来の姿と意味があるのだというのは簡単なことである。余りにも大きな資性をもって生れ、しかも、その批評の完成がおくれたのは、河上さん自身の資性そのもののなかに理由があるというのも正しいだろう。しかし、『日本のアウトサイダー ...
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多く使われている語句
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