新潮, 第 88 巻新潮社, 1991 |
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93 ページ
... 建築ではない建築を発見するというかつてない経験がこの国でできたからだった。しかしこの問題を再度拡大して言い直すならばこうなるタウトは日本で建築ではない建築と、いかにも建築そのものである建築を二つながら見出した。桂の美と日光の「キッチュ ...
... 建築ではない建築を発見するというかつてない経験がこの国でできたからだった。しかしこの問題を再度拡大して言い直すならばこうなるタウトは日本で建築ではない建築と、いかにも建築そのものである建築を二つながら見出した。桂の美と日光の「キッチュ ...
130 ページ
... 建築はあくまで建築そのものとして扱われるべきであると考え、建築の「空間性」を「時間性」の上に置こうとしたということである。ところでタウト的には「釣合い」が「空間」の粋なのだから、これは空間的な連続性と完璧な「釣合い」の一致の追求という ...
... 建築はあくまで建築そのものとして扱われるべきであると考え、建築の「空間性」を「時間性」の上に置こうとしたということである。ところでタウト的には「釣合い」が「空間」の粋なのだから、これは空間的な連続性と完璧な「釣合い」の一致の追求という ...
134 ページ
... 建築とその連続性との問題が重大な意義をもつ時代」であり、タウトが敢えてしたような思索は不可欠の筈である。思索し著述する建築家の自覚の中で、言葉も建築家の武器となってゆく。建築家は、この自然の手段(言語)を用いて、自己の思想を表現してよいの ...
... 建築とその連続性との問題が重大な意義をもつ時代」であり、タウトが敢えてしたような思索は不可欠の筈である。思索し著述する建築家の自覚の中で、言葉も建築家の武器となってゆく。建築家は、この自然の手段(言語)を用いて、自己の思想を表現してよいの ...
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多く使われている語句
あっ あと あの あり いい いた いっ いま うか うち かも かれ キッチュ くる ここ させ じゃ シュルレアリスム そう そこ それは そんな タウト だが だから だけ ただ たち だっ たと たら たり だろ つて てき でも てゐ という といふ とき ところ なか なかっ ながら なっ など なの なら なり なる にし によって のか プラハ ぼく ほど まし ます また まで まれびと もう やう よく より られ られる れる ろう わたし われ ゐる 岡松和夫 河上さん 河上肇 感じ 建築 建築家 見え 言っ 言葉 考え 佐伯一麦 作品 思い 思う 思っ 時間 時代 自分 主義 書い 小説 小島 小島祐馬 小堀遠州 消費税 人間 世界 仙吉 津山 定価 東京 同じ 日本 物語 文学 房江 北畠さん 矢崎 離宮 立原正秋