お前の死因にとびきりの恐怖を

前表紙
イースト・プレス, 2024/08/07
「██高校三十一回生、出席番号二十三番。私は、怪異に、宣戦布告します」

今までの怪談小説をくつがえす、新感覚のホラーモキュメンタリー





文芸部の片隅で見つかったUSBメモリ。

それは、ひとりの男子学生の「死」に関する情報を集めた不気味なものだった。



その男子学生の死因は「自殺」。

ただ、発見現場には数々の不可解なものが残されていた。

睡眠薬の錠剤とともに床に散乱している、びりびりに破かれたおふだらしき何か。口内に絡みついた彼自身の髪の毛。それらの痕跡は、まるで恐怖に苦しんだ結果、超自然的な儀式に手を染めたかのようで───



文芸部で発見されたUSBメモリ、新聞部の校内記事、合唱部の変遷レポート…etc.

筆者がある高校から収集した、一見無関係な情報から浮き上がる”真実”とは。





――これは青すぎるほど青い、とある「なけなしの救い」の物語。


【目次】
一章「REPLAY」

二章「REWRITE」

三章「REPLACE」

四章「RELOAD」

五章「REVIEW」

六章「RELIVE」

七章「REPRAY」

他の版 - すべて表示

書誌情報