浅田宗伯処方全集: 後編世界文庫刊行会 世界文庫刊行会, 1928 - 350 ページ |
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99 ページ
... なすなり。肝實に属する者は此方に宜し。尤も左脇より心下へかけて凝り、或は左脇の筋脈拘攀し、これを接して痛み、大便秘し、喜怒等の症を目的とすべし。和田家の口訣に男婦共に描けづる度に髪ぬけ、不相應に髪の少なきは肝火のなすなり。此方大に効あり ...
... なすなり。肝實に属する者は此方に宜し。尤も左脇より心下へかけて凝り、或は左脇の筋脈拘攀し、これを接して痛み、大便秘し、喜怒等の症を目的とすべし。和田家の口訣に男婦共に描けづる度に髪ぬけ、不相應に髪の少なきは肝火のなすなり。此方大に効あり ...
104 ページ
... なす腸にて効なし。また胃反膈嘘とも の熟に関する者、宵な用ふべし. より腰までも痛むに用ひて宜し。但し烏頭桂枝湯は、腹中の中央にありてそれより片腹に及ぶものなり。此方は脇下痛むより他に引張るなり。蓋し大黄附子と伍するもの、昔な尋常の症にあら ...
... なす腸にて効なし。また胃反膈嘘とも の熟に関する者、宵な用ふべし. より腰までも痛むに用ひて宜し。但し烏頭桂枝湯は、腹中の中央にありてそれより片腹に及ぶものなり。此方は脇下痛むより他に引張るなり。蓋し大黄附子と伍するもの、昔な尋常の症にあら ...
177 ページ
... なす者、此方に大黄を加へて効あり。麻黄・大黄と伍すること表裏のやうなれども、千金の黒散などと同意にて面白きはた厚朴七物湯(コッポクシチモツメッ〕〔三八〇]もと此方は桂枝去芍薬湯に小承氣を合するものにて、發熱と腹満が目的なら。待効方に陽質陰 ...
... なす者、此方に大黄を加へて効あり。麻黄・大黄と伍すること表裏のやうなれども、千金の黒散などと同意にて面白きはた厚朴七物湯(コッポクシチモツメッ〕〔三八〇]もと此方は桂枝去芍薬湯に小承氣を合するものにて、發熱と腹満が目的なら。待効方に陽質陰 ...