浅田宗伯処方全集: 後編世界文庫刊行会 世界文庫刊行会, 1928 - 350 ページ |
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... べし. より腰までも痛むに用ひて宜し。但し烏頭桂枝湯は、腹中の中央にありてそれより片腹に及ぶものなり。此方は脇下痛むより他に引張るなり。蓋し大黄附子と伍するもの、昔な尋常の症にあらず。附子瀉心湯、温脾湯の如きまた然り。凡そ頑固偏僻抜きがた ...
... べし. より腰までも痛むに用ひて宜し。但し烏頭桂枝湯は、腹中の中央にありてそれより片腹に及ぶものなり。此方は脇下痛むより他に引張るなり。蓋し大黄附子と伍するもの、昔な尋常の症にあらず。附子瀉心湯、温脾湯の如きまた然り。凡そ頑固偏僻抜きがた ...
225 ページ
... べし。また鰓盆に引くを目的として用。豚は沈にして弦、或は緊なり。また此方烈しき處ばかりに用ふるやうにゆれども然らず。咳家の水飲による者、捨ておけ|ば勞噉にず。たとひ引痛の症なくとも、水飲の候見つけたれば直に此方を用べし。前田長庵の経験に ...
... べし。また鰓盆に引くを目的として用。豚は沈にして弦、或は緊なり。また此方烈しき處ばかりに用ふるやうにゆれども然らず。咳家の水飲による者、捨ておけ|ば勞噉にず。たとひ引痛の症なくとも、水飲の候見つけたれば直に此方を用べし。前田長庵の経験に ...
266 ページ
... べし。老の説に、脇下と手足の心雨に汗なき者は、胃の症ありとも柴胡を用ふべしとはこの意なり。すべて此方のゆく處は、兩肋の痞鞭拘急を目的とす。S はゆる胸脇苦満これなり。また胸腹痛み拘急するに、小建中湯を奥へて癒えざるに此方を用。今の人多く積 ...
... べし。老の説に、脇下と手足の心雨に汗なき者は、胃の症ありとも柴胡を用ふべしとはこの意なり。すべて此方のゆく處は、兩肋の痞鞭拘急を目的とす。S はゆる胸脇苦満これなり。また胸腹痛み拘急するに、小建中湯を奥へて癒えざるに此方を用。今の人多く積 ...