CoBRA法入門―「勘」を見える化する見積り手法―

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CoBRA研究会
株式会社 オーム社, 2011 - 208 ページ
ソフトウェア開発現場の熟練者は、これまでの経験からソフトウェア規模を推定し必要な工数を「勘」を働かせて調整します。例えば、今回のプロジェクトは「開発期間の制約が厳しい」、「信頼性要求のレベルが高い」、「要件がかなりあいまいだ」、といった状況を念頭において工数を予測します。ただし、勘も完璧ではありません。過去の実績データを使って「勘」の確からしさを評価する必要があります。 CoBRA法は、このベテランの勘と過去の実績データとを相互補完させることで、信頼できる工数見積りモデルを構築する手法です。容易に取り組め、 精度が高い特徴があります。ソフトウェア工数見積りの世界のKKDのDを「データ」に置き換え、「勘(K)」、「経験(K)」に科学的アプローチを導入するものです。
 

目次

第1章本書の読み方
1
第2章やってみよう工数見積り 30分で工数見積り
11
第3章 CoBRA見積りモデルでできること
27
第4章 CoBRA法とは
43
第5章 CoBRA見積りモデルの構築手順詳細
59
第6章 CoBRA見積りモデルの保守
121
第7章構築活用ベストプラクティス
133
付録
169
おわりに謝辞
204
索引
206
奥付
209
著作権

多く使われている語句

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