フランス再興と国際秩序の構想: 第二次世界大戦期の政治と外交勁草書房, 2016 - 504 ページ 一九四〇年、ヒトラーに降伏したフランスではヴィシー政府が生まれ、ロンドンではド・ゴールが抵抗運動の自由フランスを立ち上げた。分裂したフランスの始まりである。本書は、ド・ゴールたち自由フランスが国際社会と国内で正統性を獲得し、戦後国際秩序を構想して戦勝国の一角を占めるまでを実証的に描いていく。国家の正統性とは何か?危機の時代の指導者はいかにあるべきか?この時代のフランスを通して、国際政治の本質をも浮き彫りにする。 |