和漢三才図会, 第 13 巻平凡社, 1985 |
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寺島良安. 御室に金岡の画いた馬があり、毎夜近境に出て稲の苗を食った。黒人が怒って両眼を抉ったところ、それで止んだと。およそ画いた仏像は沢山ある。子孫に画をよくする者が絶えない。 古市郡神社仏閣名所ゆえりゆうがすけのさい 本尊正観音[三尺六寸 ...
寺島良安. 御室に金岡の画いた馬があり、毎夜近境に出て稲の苗を食った。黒人が怒って両眼を抉ったところ、それで止んだと。およそ画いた仏像は沢山ある。子孫に画をよくする者が絶えない。 古市郡神社仏閣名所ゆえりゆうがすけのさい 本尊正観音[三尺六寸 ...
168 ページ
... いた。容顔は麗しく、才智も勝れていた。ある日天王寺の児の舞楽を務め、同郡蔭山長者の女が見て互いに恋慕し密かに約束した。継母は長子を廃して二男を立てんと思っており、百三十六本の釘を川瀬で打って呪った。遂に信徳丸は斑人になり目盲いた。郷里 ...
... いた。容顔は麗しく、才智も勝れていた。ある日天王寺の児の舞楽を務め、同郡蔭山長者の女が見て互いに恋慕し密かに約束した。継母は長子を廃して二男を立てんと思っており、百三十六本の釘を川瀬で打って呪った。遂に信徳丸は斑人になり目盲いた。郷里 ...
169 ページ
... 板で葺いたものかという)の女が碩の水を汲むのを業平朝臣が見て慕った。今その水を恋の水と呼ぶ。業平が毎夜かの家に行き、露に衣が濡れたのを乾かした石を衣掛岩と名づける。また紅梅岩ともいう。ある夜半に松下に佇み笛を吹いた。その松きぬかけこうば ...
... 板で葺いたものかという)の女が碩の水を汲むのを業平朝臣が見て慕った。今その水を恋の水と呼ぶ。業平が毎夜かの家に行き、露に衣が濡れたのを乾かした石を衣掛岩と名づける。また紅梅岩ともいう。ある夜半に松下に佇み笛を吹いた。その松きぬかけこうば ...