Gendai shisō, 第 35 巻、第 14~15 号Seidosha, 2007 |
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... 価値性の問題」という論文を発表した[尾高 1933b ]これは前掲論文の要約であり、コンパクトにまとまっている。以下では、これらをもとに、尾高が「没価値性」をどう理解し、ヴェーバーをどう論じたのかをみていこう。 217 「沈黙と等閑視」を超えて尾高に ...
... 価値性の問題」という論文を発表した[尾高 1933b ]これは前掲論文の要約であり、コンパクトにまとまっている。以下では、これらをもとに、尾高が「没価値性」をどう理解し、ヴェーバーをどう論じたのかをみていこう。 217 「沈黙と等閑視」を超えて尾高に ...
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... 価値性」の解釈が、ヴェーバーの Wertfreiheit とは大きく異なることは、すでに現在の研究水準からみれば多言を要しないだろう。しかし、尾高のいう「没価値性」は戦中から戦後の一時期にかけて一定の影響力を持った。大河内一男や出口勇蔵の「没価値性 ...
... 価値性」の解釈が、ヴェーバーの Wertfreiheit とは大きく異なることは、すでに現在の研究水準からみれば多言を要しないだろう。しかし、尾高のいう「没価値性」は戦中から戦後の一時期にかけて一定の影響力を持った。大河内一男や出口勇蔵の「没価値性 ...
154 ページ
... 価値自由」の意味」出口松井・中村訳『ウェーバー社会科学論集』河出書房新社、一九八二年。客観性:富永祐治・立野保男訳・折原浩補訳『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』(第七刷)岩波文庫。( 1 )尾高の経歴や著書、論文については尾高 ...
... 価値自由」の意味」出口松井・中村訳『ウェーバー社会科学論集』河出書房新社、一九八二年。客観性:富永祐治・立野保男訳・折原浩補訳『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』(第七刷)岩波文庫。( 1 )尾高の経歴や著書、論文については尾高 ...
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