「久保のさくら」と「念仏踊り」の里、伊佐沢 雪あかり 元木國雄 長編小説「あかり」は、まだ直という人間性を持ち続けていた頃の 物語であるところは、現在の山形県長井市伊佐沢の里で、田金教師の実 と凶作にあえぐ村人とのかかわりあいをみつめた作品で、同じ村の子 供達の世界を追求した「分教場の四季」の姉妹篇と言えよう。この二つ の世界が重なりあって、はじめて五十年前の貧しくはあったが 生きていた東北族村の一典型があざやかによみがえる。 - 人恋うは哀しきもの、......の青春賦 B6判 上製 定価一五00円 神田神保町2-11 2 アサルル ベール論¥9000 沖野岩三郎 野口存彌 ロ絵・略年譜付/五六〇頁 公 大逆事件への連座を奇しくもまぬかれ、賀川豊彦や 徳富蘆花と深く関わりつつ激動の時代を生きた作家 の宿命を追う初の本格的評伝 定価4500円〒; 踏青社 東京都文京区本郷4-12 10 205 電(8121725 振替=東京1-149130 踏青社 発売=審美社 快僧魯智深 歲森薰信 水滸外伝 梁山泊百八名中に異彩を放つ豪傑花和尚 魯智深の生涯を描く長編作。定価1700円FE |