近世の宗教組織と地域社会: 教団信仰と民間信仰吉川弘文館, 1999 - 357 ページ 地域社会に生きた宗教という視角から、僧侶・寺院という仏教的要素を中心に、神道・民間宗教との関係を追究する。宗教的な要素によって結ばれる諸関係が社会に与えた影響を検討し、近世における宗教の存立意義を探る。 |
この書籍内から
検索結果1-3 / 32
6 ページ
... 藩領赤井谷村の庄屋や大野藩領上戸村の大庄屋らが、曖いに入ることで解決に向かいかけるが、「織田明神別当神前院幷社家不承知」(三号)によって破談に終わる。つまり織田劔神社側は、係争地は朝倉氏以来の朱印状などを所持しており、大野藩の先代からも ...
... 藩領赤井谷村の庄屋や大野藩領上戸村の大庄屋らが、曖いに入ることで解決に向かいかけるが、「織田明神別当神前院幷社家不承知」(三号)によって破談に終わる。つまり織田劔神社側は、係争地は朝倉氏以来の朱印状などを所持しており、大野藩の先代からも ...
6 ページ
... 大野藩領)に対し、今後福井藩領での「交易留」を言い渡され、続いて隣接する幕領(本保領)、鯖江藩領、西尾藩領でも「交易留」が言い渡され、実際に領境に役人が出張り監視した。事態はさらに「私共初外村浦方迄融通御留=相成」(四号)と、大野藩西方領 ...
... 大野藩領)に対し、今後福井藩領での「交易留」を言い渡され、続いて隣接する幕領(本保領)、鯖江藩領、西尾藩領でも「交易留」が言い渡され、実際に領境に役人が出張り監視した。事態はさらに「私共初外村浦方迄融通御留=相成」(四号)と、大野藩西方領 ...
11 ページ
... 大野藩や東寺と問題を起こし(詳細は不明)、ま内証で依頼したことにより、代表の右内と善兵衛は大野藩から入牢処分を受ける。こうした状況下、天保三年( 1 八三二)三月に伏見宮家諸太夫箕田大学一行が下向してくる。それに対して織田村・寺家村役人は ...
... 大野藩や東寺と問題を起こし(詳細は不明)、ま内証で依頼したことにより、代表の右内と善兵衛は大野藩から入牢処分を受ける。こうした状況下、天保三年( 1 八三二)三月に伏見宮家諸太夫箕田大学一行が下向してくる。それに対して織田村・寺家村役人は ...