近世の宗教組織と地域社会: 教団信仰と民間信仰吉川弘文館, 1999 - 357 ページ 地域社会に生きた宗教という視角から、僧侶・寺院という仏教的要素を中心に、神道・民間宗教との関係を追究する。宗教的な要素によって結ばれる諸関係が社会に与えた影響を検討し、近世における宗教の存立意義を探る。 |
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... 行者の活動と組織―勧進と地域社会―」は、中世熊野三山の一つ那智の本願那智阿弥支配に起源を持つ西国三十三度巡礼行者組織に、同様の活動形態を持つ他の二組の分析を比較対象として加え、近世段階を中心に、中近世移行期・近代をも含めて、その存在形態と ...
... 行者の活動と組織―勧進と地域社会―」は、中世熊野三山の一つ那智の本願那智阿弥支配に起源を持つ西国三十三度巡礼行者組織に、同様の活動形態を持つ他の二組の分析を比較対象として加え、近世段階を中心に、中近世移行期・近代をも含めて、その存在形態と ...
43 ページ
... 行者組織の管理を花山院家から委任されていた。すでに、文化六年(一 なっていたはずであるが、実際 一点目は花山院家の代官的存在としての役割である。前述したように、行者組織支配は花山院家の家職となっていだがもちろん、花山院家としては仏眼寺 ...
... 行者組織の管理を花山院家から委任されていた。すでに、文化六年(一 なっていたはずであるが、実際 一点目は花山院家の代官的存在としての役割である。前述したように、行者組織支配は花山院家の家職となっていだがもちろん、花山院家としては仏眼寺 ...
43 ページ
... 行者組織の復興には成功している。従来の理解では、明治期に三十三度行者組織を復興したのは、青岸渡寺(那智山)の監督下であったとされているが、少なくとも葉室組に関しては、もちろん信者層の協力は取りつけているが、壺井家の独力で復興している ...
... 行者組織の復興には成功している。従来の理解では、明治期に三十三度行者組織を復興したのは、青岸渡寺(那智山)の監督下であったとされているが、少なくとも葉室組に関しては、もちろん信者層の協力は取りつけているが、壺井家の独力で復興している ...