近世の宗教組織と地域社会: 教団信仰と民間信仰吉川弘文館, 1999 - 357 ページ 地域社会に生きた宗教という視角から、僧侶・寺院という仏教的要素を中心に、神道・民間宗教との関係を追究する。宗教的な要素によって結ばれる諸関係が社会に与えた影響を検討し、近世における宗教の存立意義を探る。 |
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... 道場の運営がなされたのである。ちな( 1 )二点目は、元禄元年(一六八八)に発生した勘三郎道場引き上げ一件である。この時期、吉崎には西派の道場として前述の宗誓道場を継ぐ興宗寺下の惣道場以外に、超勝寺(藤島村)下道場、毛坊(俗人)道場である大家道場 ...
... 道場の運営がなされたのである。ちな( 1 )二点目は、元禄元年(一六八八)に発生した勘三郎道場引き上げ一件である。この時期、吉崎には西派の道場として前述の宗誓道場を継ぐ興宗寺下の惣道場以外に、超勝寺(藤島村)下道場、毛坊(俗人)道場である大家道場 ...
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... 道場の運営の中心であった道場主実印の力は大きく低下するが、このことは結果的に、争論相手であった川北同行中(吉崎同行中でない点に注意)による惣道場の運営権を相対的に高めることになった。そのことを決定づけたのが、寛政七年に生じた実印による ...
... 道場の運営の中心であった道場主実印の力は大きく低下するが、このことは結果的に、争論相手であった川北同行中(吉崎同行中でない点に注意)による惣道場の運営権を相対的に高めることになった。そのことを決定づけたのが、寛政七年に生じた実印による ...
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... 道場―留守居体制で続けられるが、文化一一年(一八一四)吉崎惣道場の福井御坊兼帯所化という事態に至る。( 2 )吉崎西派兼帯所の成立と西派内部のヘゲモニー抗争なお、失火の罪により最終的に留守居を失脚した実印であるが、彼は吉崎村を追放されること ...
... 道場―留守居体制で続けられるが、文化一一年(一八一四)吉崎惣道場の福井御坊兼帯所化という事態に至る。( 2 )吉崎西派兼帯所の成立と西派内部のヘゲモニー抗争なお、失火の罪により最終的に留守居を失脚した実印であるが、彼は吉崎村を追放されること ...