Nihon koten bungaku zenshū, 第 25 巻Shōgakkan, 1976 |
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... あらやまびめつみの山人の神秘性を、榊の杖に感得している。「......山(岳)を険しみ」という形の句は、『万てある榊の枝を杖として切ったことよ。きか〔本〕(あしひきの)山が険しいので、木綿をつけ或説の杖柘枝のように、山人を仙人としてみてもよい ...
... あらやまびめつみの山人の神秘性を、榊の杖に感得している。「......山(岳)を険しみ」という形の句は、『万てある榊の枝を杖として切ったことよ。きか〔本〕(あしひきの)山が険しいので、木綿をつけ或説の杖柘枝のように、山人を仙人としてみてもよい ...
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... あら恋しわが夫のおもかげに立ちたりうれしやせめてげに身代りに立ちてこそは二世のかひもあるべけれこの牢出づることあらじなつかしのこの牢やあらなつかしのこの牢や小添うてもこそ迷へ添うてもこそ迷へ誰なう誰になりとも添うてみよ 東の奥の御牧は ...
... あら恋しわが夫のおもかげに立ちたりうれしやせめてげに身代りに立ちてこそは二世のかひもあるべけれこの牢出づることあらじなつかしのこの牢やあらなつかしのこの牢や小添うてもこそ迷へ添うてもこそ迷へ誰なう誰になりとも添うてみよ 東の奥の御牧は ...
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みやどころ色や外に見えつらんあらさびし宮所あらさびしこの宮所ののみやがら大野宮の森の木枯し秋更けて森の木枯し秋いにしへ更けて身にしむ色の消えかへり思へば古をなにくさごろもと忍ぶ草衣着てしもあらぬ仮の世に行きかへるこそ恨みなれ行きかへる ...
みやどころ色や外に見えつらんあらさびし宮所あらさびしこの宮所ののみやがら大野宮の森の木枯し秋更けて森の木枯し秋いにしへ更けて身にしむ色の消えかへり思へば古をなにくさごろもと忍ぶ草衣着てしもあらぬ仮の世に行きかへるこそ恨みなれ行きかへる ...