Nihon koten bungaku zenshū, 第 25 巻Shōgakkan, 1976 |
この書籍内から
検索結果1-3 / 80
ページ
... とも「かぐら」とも二様に言い伝えたと思量している。「かがひ」はともかくとして、「かぐら」が「かぐれあひ」の約言とする説は疑わしいけれども、その他については着眼がおもしろい。今日の学界で定説化しつつあるのは、 1 のカムクラ(神座)の約音説で ...
... とも「かぐら」とも二様に言い伝えたと思量している。「かがひ」はともかくとして、「かぐら」が「かぐれあひ」の約言とする説は疑わしいけれども、その他については着眼がおもしろい。今日の学界で定説化しつつあるのは、 1 のカムクラ(神座)の約音説で ...
11 ページ
... とも恋人たる娘とも解せるが、さらに総角の主人で、総角を男色の対象とする男とも解せる。ここは、春を迎えて男女が愛を語り合遊びに参加することをやめさせて、少年を早稲田の仕事に働かせたため、やはり行かせるべきだったか、自分のことを恨んでいない ...
... とも恋人たる娘とも解せるが、さらに総角の主人で、総角を男色の対象とする男とも解せる。ここは、春を迎えて男女が愛を語り合遊びに参加することをやめさせて、少年を早稲田の仕事に働かせたため、やはり行かせるべきだったか、自分のことを恨んでいない ...
ページ
... とも憂き身であるわが袖は露に濡れがちである。淀野に色づく真菰番外謡曲「現在女郎花」(古典文庫『角淵本番外謡曲』所収)の一節。恋の遺恨から放生川に身を投げた女と小野頼風の物語。1 から道行文風のものが三首連なる。けでなくとも、鬢髪に霜を交える ...
... とも憂き身であるわが袖は露に濡れがちである。淀野に色づく真菰番外謡曲「現在女郎花」(古典文庫『角淵本番外謡曲』所収)の一節。恋の遺恨から放生川に身を投げた女と小野頼風の物語。1 から道行文風のものが三首連なる。けでなくとも、鬢髪に霜を交える ...