Gendai shisō, 第 35 巻、第 8〜11 号Seidosha, 2007 |
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... 歴史哲学の第二の段階、すなわち「生の哲学や解釈学」の最盛期であったといってよい。この解釈学こそ一国的歴史の中に固有文化の同一性を確認し、「伝統」を読みとり、歴史的個性をもった「民族」概念を構成していくのである。この「民族」を主体的な基盤 ...
... 歴史哲学の第二の段階、すなわち「生の哲学や解釈学」の最盛期であったといってよい。この解釈学こそ一国的歴史の中に固有文化の同一性を確認し、「伝統」を読みとり、歴史的個性をもった「民族」概念を構成していくのである。この「民族」を主体的な基盤 ...
166 ページ
... 歴史学界がこのような動きを真剣な論題とするのも当然である。望ましい歴史学の三要素を「大きな問題提起」、「実証」、そして「参与( commitment )」とするならば( 3 )、歴史学が現実問題に関心をもつのは自然なことである。一般的に、歴史教科書に載せ ...
... 歴史学界がこのような動きを真剣な論題とするのも当然である。望ましい歴史学の三要素を「大きな問題提起」、「実証」、そして「参与( commitment )」とするならば( 3 )、歴史学が現実問題に関心をもつのは自然なことである。一般的に、歴史教科書に載せ ...
170 ページ
... 歴史的根拠(すなわち、験空間)と現実的根拠(期待地平)を金が提示しようとしたと理解-歴史叙述問題にしぼって論を進めたい。国史を克服できる一つの代案である東アジア的観点を「これから韓国歴史学が真剣に取り組まなければならない話題」(一四一頁)と ...
... 歴史的根拠(すなわち、験空間)と現実的根拠(期待地平)を金が提示しようとしたと理解-歴史叙述問題にしぼって論を進めたい。国史を克服できる一つの代案である東アジア的観点を「これから韓国歴史学が真剣に取り組まなければならない話題」(一四一頁)と ...
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